RED CODE RAW記録をするRED ONEが2007年に登場した時、ハイエンド制作ではなくても映像の色味を変更し、ルック作りが行えるようになったことに驚いた人も多いだろう。ソニーはS-Log、パナソニックはP-10Logを使い、予算のあるCMなどでフィルムのような映像再現を提案していたが、ポスプロでのハイエンド制作でなければ活用は難しかった。低価格な4KカメラRED ONEの登場で、ルック作りの敷居は大きく下がった。 あれから数年。大予算のCM制作においてビデオ収録するときにはLog収録することが一般化したものの、Log収録に対応したカメラ機材が限られていたこともあって、まだまだ誰もが活用できるほど普及してはこなかった。2011年11月、キヤノンが安価なデジタルシネマカメラCinema EOS C300を発表し、8bitのCanon-Logを採用したことで、一気にLog制作に対する関