「二杯の天丼はうまく食えぬ」という倹約界隈で有名な言葉がある。 当然の話だが美味しい天丼といえども二杯目は満腹で食べきれない。それと同様に、資産や生活費が二倍になったときに幸福度も単純に二倍になるかといえばそうとは限らないだろう。節度を持って暮らしを営むことの大切さを説いた金言だ。 それはそれとして、天丼って二杯くらいならペロリといけそうじゃないか。むしろ食べてみたい。最近は質素な倹約生活でちゃんとしたものを食べてないから尚更だ。実際に二杯の天丼を食べてみることにした。
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1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。 前の記事:目指せホームラン!30歳はじめてのバッティングセンター ライチ退職を決め込んだ オフィスサンダルをゴミ箱に投げ込んだ時の爽快感、忘れらんねえ 5月末に5年近く勤めた会社を辞めた。退職を決めたとき、まずライチが浮かんだ。ライチの旬である5月中旬から6月に合わせて退職をして、有休消化を名産地の台湾で過ごすというプランを思い付いたのだ。 確実にライチを食べられるように、余裕をもって春先から転職エージェントに相談をした。 どうやら相場よりも求職期間と入社時期が開いているらしく、「どうして6月入社希望なんですか?」と何度か聞かれた。「ライチが食べたいので」といったら見放される気がして、ニコニコしてごまかした。 無事に次の職場が決
小学生の息子はおつかいが好きだ。「ついでに好きなものも買ってきていいよ」と言うと、きのこの山とたけのこの里を買ってきてくれる。 きのこの山は自分用。たけのこの里は母である私にプレゼントするためだ。かわいい。 ただ彼は「きのこの山のほうがおいしい。チョコも多いし」と主張する。「そんなことなくない? たけのこの里のほうが満足度が高いよ」と思う私は納得できない。 よしわかった。真剣勝負だ。
『ドラえもん』に出てくるのび太が通う「学校のうら山」のモデルはどこの山なのか。 漫画に出てきた学校のうら山の景色にすごく近いところがあるという話なので行ってみた。 『ドラえもん』に出てくるのび太の町はどこか? てんとう虫コミックス『ドラえもん』を、ボロボロになるまで繰り返し読んだぼくにとっては、『ドラえもん』の作中にたびたび登場する「学校のうら山」は、実家の裏にあった山よりもよく知っている。 実際に『ドラえもん』を読んでいて、のび太の町はどこにあるのか、モデルとなった町はどこにあるのか、というのは気になるところだろう。かくいう子供のころのぼくもそうだった。 のび太の町がどこにあるのかに関しては、てんとう虫コミックス(以下てんコミ)15巻『不幸の手紙同好会』で、スネ夫の住所が「東京都練馬区月見台すすきヶ原3-10-5」と出てくるので、のび太やスネ夫が住む町は練馬区だ。とよく言われている。 藤
奇跡の仕込みを見た ペペロンチーノはいいが忘れてならないのがテトロドトキシンである。フグの卵巣には青酸カリの1,000倍もの強さをほこる猛毒テトロドトキシンが含まれており、この豊穣な味わいを楽しむには何らかの方法でこの毒が消されていなければならない。 この奇跡の発酵食はどのようにして作られているのか。ぬか漬けが仕込まれている加工場を見学させてもらった。 美川漁港にたたずむ加工場。 荒木社長の案内で加工の現場へ! 「そこに青い容器があるでしょ。ここで卵巣を塩漬けにしています。塩蔵っていうんだけど。ここで1年間漬けておく」 落し蓋と石で押さえつける。「漬け込んでいると浮いてくるので空気に触れて酸化しないように押さえつけています」このあたりは野菜の漬物にも通じるものがある。 容器には入荷日や塩蔵開始日が記されたラベルが付けられている。 --フグはゴマフグを使うんですか? 「そうですね。漁獲量が安
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:キングオブ腹持ちは干し芋なのか ペンを選ぶ 手の甲にメモする内容って「◯◯時までに◯◯する」ぐらいの簡単なものがほとんどだろう。十数文字が最大だと思う。 だがそれは手の甲の本領ではない。もっともっとやれるのに楽な役回りに甘んじている。「機会があったら本気を出そう」とか考えていたら一生一言メモのままだ。いつかじゃない。やると決めて、やるのだ。今を生きろよ、メモ帳なんだろ。 鼻息をふがふがさせながら取り掛かる。まずはペンを選ぼう 右手に試し書きをしながらペンを選んだ。筆ペンや水性ペンは手にインクが乗りにくい。油性ペンにしよう。 たくさん文字を書きたいので細いペンがいい。0.1mmの油性ペンを用意した。 縦書きが
そういう目でプラモデルを選ぶ というわけで買いに来ました。 とはいえ自分ひとりでやるとなると、買う時すでに完成形を知ってしまっているので興奮が半減しかねない。 そこで今回、同じ思いを持つ発掘調査員をもう一人用意した。互いにプラモデルを買い、箱から出して説明書を抜いた状態で相手に渡すのだ。やばい、もう興奮してきた。 さて、何を選ぼうか。 パーツの形状からすぐに完成形がわかっちゃいそうなものは避けたい タイヤが四つ出土されたらまず間違いなく車だろう。これも今回はパスだ 盾が発掘された時点でわかっちゃいそう なかなか難しい。簡単に完成形が見えてしまってもつまらないし、かといってとんでもなく難しくては時間がかかりすぎるだろう。 そういう目でおもちゃ売り場を物色したところ、丁度よさそうなプラモデルを見つけた。 すごい。人工衛星みたいなのが手から出てきている。 見つけたときこれしかないなと思った。 ハ
気が付けばもう11月半ば! もう2023年も終盤じゃないですか。 年を取ると時間が過ぎるのが早く感じるといいますが、ホントに1年があっという間ですよ。 思い返せば、子どもの頃は分単位の休み時間でも全力で遊んでいたのに、最近じゃ数時間単位の空き時間があってもボケーッと過ごしてしまっています。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:天下一品鍋スープを思いっきり煮詰めたら、あのドロドロスープになると思ったのですが…… > 個人サイト Web人生
科学と化学が、同じようなシーンで使うのに、どっちも「かがく」という読みであり、伝えにくい……こういうことって、よくありますよね。 でも、大丈夫。化学の方を「ばけがく」とわざと読む読み方があるんです! これは便利! こういう言葉って他にどんなのがあるのか気になったので、調べてみた。 「説明読み」と言われているらしい 化学と科学が紛らわしいので、化学の化をわざと訓読みして、ばけがくと読むみたいな言葉。ウィキペディアを調べると「説明読み」と呼ばれているらしい。(武部良明「二字漢字語の音訓読み分けについて」) 正しい読みかたではないけれど、紛らわしさをさけるため、わざと読みを変える。 すぐ思いつくのは、私立と市立の読み分け。私立を「わたくしりつ」、市立を「いちりつ」と読み替える例だろう。 テレビのニュースなどでは、なんの説明もなく「わたくしりつの学校で〜」というふうに普通に読み上げるので、もはやこ
小学校入学にあわせて、ランドセルとともに買ってもらった学習机。それまで、家具は基本、家族と共用。はじめてゲットした自分専用の家具ということで、テンションあがりました。 特に、昭和の学習机は色んなところが開いたり、動いたり、様々なギミックが搭載されていて、座っているだけで楽しい! ……勉強した記憶はあまりないけど。 そんな昭和の学習机の思い出を振り返ってみました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:目指せトーマス、モルカー! 新しい乗り物キャラを考えよう > 個人サイト Web人生
バレンタインデーのチョコレートを手作りしたことがある。今まで気にしていた「あげる/あげない」などどうでもよくて、チョコそのものがとても愛おしいものとなる。作ってみて初めてわかることってある。 一方、人類からギロチンが失われて40年が経った。主にフランスで使われていた死刑執行のための断頭台である。 ギロチンとはどのようなものなんだろうか。私達の生活に導入することは可能なのか。実際に作ってみた。 人は煮詰まるとギロチンを作り始める ギロチンとは関係ないがコントの舞台を書いている。今年は9年目になり、脚本を書いていると既視感が増えてきた。 考えてみれば他の作家のおもしろいものに出会うことも少なくなってきた。飽きたのか消費なのか、そもそも笑いのパターンには限界がある。むしゃくしゃしたのでギロチンを作ることにした。 なぜギロチンなのかは私にも分からないが、意外と使い道もあるかもしれない。にんじんしり
1984年岐阜県生まれ。変な設定や工作を用意して、その中でみんなでふざけてもらえるような遊びを日々考えています。嫁が世界一周旅行中。 前の記事:自由研究は日本にしかないユニークな宿題 ~先生と見るおもしろい研究テーマ集~ > 個人サイト 平日と休日のあいだ 嫁が世界一周旅行中の旦那 きっかけはエルサルバドルの日本料理屋 豚以外のしょうが焼きを食べてみたい。 そう思ったきっかけは、世界一周旅行中の妻がエルサルバドルという国(メキシコのすこし南)で行った日本料理屋にある。 エルサルバドルの豚のしょうが焼き定食 長い海外旅行で日本の味が恋しくなっていた妻は豚のしょうが焼きを食べたが、その店では牛・鶏・ラムも選べたそうだ。 それを聞いて「そういえば豚肉以外のしょうが焼きって何でないんだ?」と思った。 例えばトンカツであれば、牛カツ・チキンカツと展開されているし、牛丼屋では豚や鶏も丼になっている。
東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー) 前の記事:高価格帯ドトール、ドトール珈琲店で高級版のジャーマンドッグとミルクレープを > 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes かっこいい冷凍食品がうなる「ピカール」とはこちら(武蔵小山店)。フランスから船便で輸入、販売しているんだそう。お値段は普通の冷凍食品に比べるとお高めであります。たまの良い日に行くやつ 何と何の何 「なにもかもわからないもの」、たとえばそれは、「ラングスティーヌとサンジャックのサバイヨンソース和えソーテルヌワイン風味」だ。 ちなみに店頭ではそれが何かわかりやすい解説が添えてあるのだが、あえて今回はわからないままに購入している。 こちら。ちなみにお
1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:手書きのタイトルっぽく書きたい
旅行に行く朝はいつも体調が悪い。なんなら前日あたりからじんわりと気持ち悪い。 今日もこれから飛行機に乗って広島に行くのに、コンディションは最悪だ。 ほぼ半々という結果。 新幹線のホームや空港でキャリーケースを引いている旅行客たちはみんな絶好調に見えていたので、意外だった。あの中の半数近くは、ウッキウキのハッピーご機嫌野郎の仮面を被っていたということか。とんだ役者揃いの現代である。 しかし、鍛錬の足りない私はあからさまに不調のオーラを出してしまいがちだ。そんな私のとある旅行前の絶不調タイムの話を聴いてほしい。 始まる前から不穏 心の問題なのか、日頃の行いの問題なのかはいまだにわからない。ただ、最近はなんのストレスもない生活をしているので心の問題ではない気がする。 思い当たる節といえば、一昨日ライブに行った帰りにその公演内容のあまりの素晴らしさに心が浮ついて気がおかしくなって久しぶりに酒をしこ
駅から遠い場所が分かる地図 今回、こんな地図を作った。どの駅からも遠い場所ほど赤く、近いほど青く塗り分けたものだ。 これは東京の渋谷区や港区のあたり。中央に広尾駅があり、その周辺一帯が赤く、どの駅からも遠くなっているのが分かる。 こんな地図を作ったのには理由がある。当サイトの2006年の記事「陸の孤島が渋谷区にあった」で、山手線内のどの駅からも一番遠い場所を発見して訪れているのだ。その方法がむちゃくちゃ素敵なので改めて紹介したい。 「陸の孤島が渋谷区にあった」の図をもとにアニメーション化したもの 上の図のとおり、 1. 山手線内のぜんぶの駅に小さい丸を打つ 2. 丸を膨らませる 3. 最後まで残った場所がどの駅からも遠い場所 というものなのだ。頭いい! 記事ではその結果として分かった場所へ行っているのだが、記事を書いた林さんによる本文の結びはこうなっている。 ふむふむ、23区内で駅から一番
日本の労働者が月〜土曜日まで働いていた頃、子どもたちも月〜土で学校に通っていました。ただし、土曜日だけは「半ドン」! 午前中で学校は終わり、午後はフリーダムだったのです。 学校がある日だけど、メチャクチャ遊べる「半ドン」は完全休みの日曜日以上にワクワクしました。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:AIが作った存在しない珍スポットの面白おじさんにインタビューしよう > 個人サイト Web人生
ある日、麺なしのわかめラーメン(ラーメンとは自称してないが)を買った。なんとなく買って、なんとなく食べようとしたら、本当に麺が入ってない。「本当に入ってないわ(笑)」と感心したところで、やっぱラーメンなら麺も食べたい。 麺なしに反抗して、麺を入れてやることにした。 そして僕に反抗期が訪れるのだった。(なんのこっちゃ) あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー) 前の記事:黄身だけプリンをレシピ通り作る(デジタルリマスター) >
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:ランドグシャ、カラトリー、アニキサス 〜みんなのオードソックス発表 今後夜中まで働くためではない 全然ハードに働いてこなかった人生だが、会社のイスで寝た経験があるにはある。 いつも寝かたに失敗して、猛烈に後悔をして朝を迎える。 色々試した結果、イスの座面に丸くなって寝てしまう。全身が痛くて起きる 上級者はどうやって寝るんだろう。今後夜中まで働くためではなく、過去の無念を晴らすために知りたい。 会社のイスで寝てきた人たちに快適に寝る方法を聞いて、全部試した。
貝殻を耳にあてると、波の音がするという。 調べてみるとあれは外の雑音が貝殻の中で反響した音だとか、耳の中でしている音が増幅されたのだとか、いくつか説があるようだ。 一方で、いつも握っているマウス。あれも耳にあてると音がすることをご存知だろうか。 波の音とは違う、いうなれば…電子の音、といった感じだ。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:味のあるフォントづかいコレクション(デジタルリマスター) > 個人サイト nomoonwalk 個性あふれるマウスの声 何を思ってのことだったか全く覚えていない。ある日、ただ何となく、マウスを耳にあててみたのだ
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