11日午後0時45分頃、神奈川県鎌倉市西御門(にしみかど)の法華堂跡で、参拝客から「男が頼朝の墓を壊している」などと複数の110番があった。 鎌倉署員が駆けつけたところ、国の史跡に指定されている源頼朝の墓の石塔(高さ約2メートル)の上部が地面に落下し、隣接する白旗神社にあるこま犬2体も台座から落とされ壊れているのを発見した。 また、隣接する鶴岡八幡宮の境内でも、国の史跡で国指定重要文化財でもある社の祭壇が壊されているのが見つかった。 同署は八幡宮敷地内で包丁を所持していた同県大和市南林間の無職井出智規容疑者(46)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕。墓と祭壇の損壊についても事情を聞いている。