新潟大と広島大などの研究チームは11日、新潟県の佐渡島に生息するカエルが、新種として専門誌に掲載されたと発表した。 佐渡島に固有の脊椎動物の発見は初めて。「サドガエル」と命名された。 サドガエルは体長4~5センチ。主に佐渡島中央部の水田や川辺に分布する。新潟大の関谷国男・協働研究員が1997年に発見した。水田に多いツチガエルと似ているが、腹が黄色く、鳴き声も「ギューン、ギューン」と特徴的。 研究チームは、ツチガエルとは遺伝子の4~6%が異なり、交配させても子のほぼ全てが生殖能力のない雄となることなどから、新種と判断した。佐渡島が20万~80万年前に本州から分離した後、島内に取り残されたツチガエルから派生したと推測している。
山梨県警によると、2日午前8時過ぎ、山梨県大月市の中央自動車道の笹子トンネルで崩落事故が起きた。東山梨消防本部によると複数のけが人が発生している模様。
またも常勤医が辞意、上小阿仁村 着任1カ月足らず 先月12日に上小阿仁村国保診療所長として着任したばかりの西村勇医師(71)が、「体調が思わしくないので、後任を探してほしい」と村に辞意を伝えていたことが6日分かった。 村内唯一の医療機関である同診療所はただ1人の常勤医の所長が定着せず、前任を含む3人は連続していずれも1年ほどで辞意を示し、今回は1カ月足らずでの辞意となった。 中田吉穂村長は秋田魁新報社の取材に「健康面を心配したが、本人が健康に自信があると言っていたし自己管理できていると思っていた。突然で驚いた」と話した。西村医師は取材を拒否し、病名などを明らかにしていない。
毛をつくる器官のもとを幹細胞から作製して皮膚に埋め込む手法で、何度も生え替わる正常な毛を生やすことに、東京理科大の辻孝教授(再生医工学)や豊島公栄プロジェクト研究員らのチームがマウスの実験で成功し、成果を17日付の英オンライン科学誌ネイチャーコミュニケーションズに発表した。 組織や器官に成長する幹細胞は通常、胎児から採取したものでないと器官の再生が難しいが、ひげの幹細胞を使った実験では成熟したマウスからでも発毛器官が再生できた。辻教授は「自分の細胞を培養して使う、新しい発毛治療の開発が期待できる」と話している。チームは今後10年程度で臨床応用を目指す。 毛は皮膚に無数にある「毛包(もうほう)」という器官でつくられ、そこから体表まで伸びてくる。チームは毛の周辺にあり、毛包になる能力がある2種類の幹細胞を分離し、毛包に分化しやすい形に組み合わせた。これを生まれつき体毛のないマウスの背中に移植し
東日本大震災で休園中の東京ディズニーランドの再開が15日に決まった。運営会社のオリエンタルランドが12日、発表した。計画停電が終了し、電力の安定供給が可能となったため。節電に考慮し、開園は昼間に限り、夜間は自粛する。 営業時間は午前8時から午後6時で、大人1日券の価格は5800円、23日からは予定通り値上げを実施し、6200円となる。休園中の東京ディズニーシーについては、再開後の電力事情を考慮し、黄金週間前にも営業を再開する方針。 オリエンタルランドによると、震災で駐車場が液状化現象で亀裂が入るなどしたが、アスファルトで補修工事を終え、アトラクションもほぼ、通常通りの運営が可能という。計画停電の終了や震災1カ月が過ぎる時機を見計らい、83年のディズニーランド開業と同じ15日を再開日に選んだ。
石巻湾に浮かぶ田代島(宮城県石巻市)は約110人が暮らす小さな島だ。人よりも猫の数が多いことから、近年は「猫の島」として世界的にもその名を知られるようになった。しかし、東日本大震災の被害で通信が断絶。島の様子はしばらく不明となっていた。 島の住民はもちろん、島に暮らす猫の様子を心配する声はインターネット上でも高まっていたが、記者が3月31日に上陸したところ、津波で壊滅的な被害を受けた海岸部でも数匹の猫が生存していることを確認した。 また、「多くの猫が集まる家」として有名なポイントでは、震災前と変わらない様子で住人に食料をねだる猫たちの様子も見られた。 離島ということでその被害が大きく報道されることは今まで無かったが、田代島も10m強の高さを持つ津波に襲われており、海岸周辺部の建物は甚大な被害を受けている。 猫たちを心配するあまり、早期の訪問を望む人も多いようだが、現在も余震が頻繁に発生して
21日に設置が始まる予定だった226カ所分の選挙ポスター掲示場用の板が山積みになっていた=千葉県浦安市舞浜3丁目の舞浜第二中継ポンプ場、小沢写す 東日本大震災で被災した千葉県浦安市が「災害復旧の最中で適正な選挙ができない」と主張して統一地方選の延期を訴え、日程通りの実施を求める千葉県選挙管理委員会と対立。投開票にかかわる事務を止めており、選挙の実施が危ぶまれている。 県議選浦安市選挙区(定数2)の告示を4月1日に控え、県議選や市議選のポスター掲示場は設置されず野積み状態。28日に予定されていた有権者約12万7600人分の投票所入場整理券の発送もされていない。 浦安市では市の4分の3を占める埋め立て地域で液状化が起き、29日現在でも約4千世帯で水道が断水し、約9千世帯で下水道が使えない。地盤が沈下して多くの家屋が傾き、市外に避難した住民もいる。松崎秀樹市長は「安全な投・開票所が確保できず、有
スーパーの中には、入荷量が「通常の2割程度」になった店があるほか、入院患者に十分に行き渡らない病院も出始めている。 東京・江東区のスーパーでは29日夕、2段ある牛乳の陳列棚が空に。就職のため関西から上京したばかりという男性(22)は「こんなに影響があるとは」と戸惑った。諦めきれないのか、何度も棚の前を行き来する主婦の姿も。 千葉県で16店舗を展開する食料品スーパー「せんどう」(市原市)でも、牛乳の入荷量が約5分の1になった。「1家族1本」で販売するが、午前中に売り切れる。関西などから入荷しようにも、「付き合いがないところからの調達は難しい」(入荷担当者)という。 農林水産省が、27日に全国150店舗を対象に行ったコメや牛乳などの販売に関する調査では、首都圏は牛乳が「品薄」だった。 日本乳業協会(東京)によると、牛乳主要メーカーの各工場が計画停電で十分に稼働できず、関東地方の牛乳の生産量は通
27日午前7時5分ごろ、福島県棚倉町の国道118号で、同町の無職男性(82)がガソリンスタンドの給油待ちの列に並んでいた軽自動車内で死亡しているのをスタンドのスタッフが見つけた。運転席の足元に練炭火鉢があり、棚倉署は車のエンジンを切って待っていた男性が、暖をとるために練炭を使っている間に一酸化炭素中毒になったとみて、死因を調べている。 同署によると、スタンドではこの日早朝から給油待ちの車が列をつくり、男性の車の前に20台ほど並んでいたという。
国の原子力政策の安全規制を担う、原子力安全委員会の班目春樹委員長は23日夜、東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所の事故後初めて記者会見を開いた。会見後、原子炉の被害について尋ねられた同委員長は「(水素爆発した)1号機の核燃料はかなり溶融している可能性がある。2、3号機に比べて、最も危険な状態が続いている」と指摘した。原子炉内の温度、圧力の異常上昇が続き、危険な状況にさしかかっているとして、「(炉心が入っている)圧力容器の蒸気を放出する弁開放を行い、炉の破壊を防ぐ検討をしている」ことを明らかにした。 同原発1〜3号機の原子炉の燃料棒は露出し、海水の注水作業が続けられている。23日、1号機の炉内の温度は一時、400度と設計温度(302度)を上回ったが、注水によって温度が下がっている。しかし、圧力の上昇が続き不安定な状態になっているため、班目委員長は「24日にも、圧力容器内の蒸気
◆東日本大震災写真特集 ◆岩手県被災地 ◆宮城県被災地 ◆福島県被災地 被災者をロシアに受け入れ=治療、再就職も−メドベージェフ大統領 被災者をロシアに受け入れ=治療、再就職も−メドベージェフ大統領 【モスクワ時事】ロシアのメドベージェフ大統領は18日、東日本大震災の被災者をロシアに受け入れ、治療や再就職のあっせんを行う用意があると表明した。インタファクス通信が伝えた。 大統領は安全保障会議で、被災者への人道支援物資提供以外に、「日本の子供たちや負傷者をロシアの休暇・療養施設に受け入れ、治療や心理的リハビリを行うことも検討する必要がある」と強調。また、「必要があれば、シベリアや極東の人口過疎地で日本人の労働力を活用することも考えるべきだ」と述べた。 ショイグ非常事態相は、外交ルートで負傷者の治療受け入れを日本側に提案したと大統領に報告した。(2011/03/18-23:19) 東日本大
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