FC東京は31日、パラグアイの名門オリンピアと国際親善試合(味スタ)を行う。公式戦に向けた実戦テストとして、DF藤山竜仁(35)が今季初めて左サイドバックでの先発出場が濃厚。30日の最終調整で連係を確認した藤山は「(左SBでの先発は)記憶にないくらい久しぶり。どこでもできることを証明したい」と意欲的に語った。 左SBでの先発は、昨年5月の川崎戦(等々力)以来451日ぶりだが、「プレーの幅が広がるいい機会。僕には僕にしかできない仕事を表現できればいい」と藤山。南米の古豪相手に、新たな可能性に挑戦する。 チームの停滞も打破する。最近10戦で15失点。長友不在の穴を埋め、守備網を再構築することが、再浮上への緊急課題でもある。オリンピアの情報は皆無に等しい。それだけに、藤山は「自分たちの力がどれだけか見えてくる。課題を見つけるためにも、持っている力を100%出すことが大事」と分析。城福監督が原点回