日本サッカー界の懸案となっているJリーグの開催シーズンをめぐり、日本サッカー協会の犬飼基昭会長が、持論とする秋春制(秋に開幕し春に閉幕)移行への暫定措置として、現在の春開幕を維持し、現状より約1か月半遅い1月下旬に終了する「春冬制」を導入する構想を持っていることがわかった。 読売新聞社の取材に対し明らかにした。 犬飼会長はこれまで「世界基準」を掲げて、欧州主要リーグと同じ秋春制に移行することを強く主張してきたが、Jリーグ側などから「メリットが見えない」と十分な同意を得られていなかった。 このため、「まず夏は試合を休むということを定着させたい」として、暑さでプレーの質が低下したり、日没前から来場する観客が熱中症などを起こしたりすることや、近年頻発する集中豪雨や落雷を回避することに狙いを絞り、夏に約1か月半の中断期間(サマーブレーク)を設ける案とした。 具体的には、現状通り3月上旬に開幕、6月