ナビスコ杯予選リーグ第1節(31日、FC東京2−2名古屋、国立)敗色濃厚の後半ロスタイム。途中出場のFC東京の18歳、重松が思い切ったシュートで同点ゴールを決めた。Jリーグのデビュー戦となった28日の大宮戦に続く公式戦2試合連続ゴール。今季ユースから昇格したばかりの点取り屋は「決定的なチャンスが1度は来ると信じていた」と満足そうに話した。 迷いはなかった。ボールを持つとスピードに乗ったドリブルを仕掛け、ワンツーパスを交換してゴール前に進入。思い切って右足を振り抜いた。 昨年のナビスコ杯で2度目の優勝を果たし、リーグ戦でも5位に食い込んだFC東京。着実に強豪に成長するチームの中、後半10分からの登場でも重松は「いつもやることは同じ。走り回って試合の流れを変えること」と頼もしい。その果敢なプレーで終盤、流れを引き寄せた。 若手の活躍が注目されるナビスコ杯。昨季はFC東京のMF米本がルーキーに贈