◇岡山市が練習場候補地絞り込む Jリーグ2部(J2)のファジアーノ岡山の専用練習場整備を検討している岡山市が、候補地を東区升田の岡東浄化センターに絞ったことが分かった。当面使用予定のない敷地内の施設拡張用地を活用し、4ヘクタールを確保できるとしている。 ファジアーノは現在、南区の灘崎町総合運動公園など市内3カ所で練習している。しかし、分散するうえ設備面の問題で練習試合ができないため、専用練習場の確保を市に要請。昨年11月には、整備を求める約28万4000人分の署名も提出されている。 同センターは百間川河口東側にある下水処理施設。施設拡張用地を活用すれば、天然芝2面と人工芝1面のグラウンドのほか、クラブハウスも整備できるという。整備費は市の試算で6億~8億円程度。 拡張用地を当面、専用練習場にするには目的外使用にあたるため国の許可が必要だが、市は「国からはいい感触を得ている」という。【江見洋