FC東京の練習着に身を包んだ前田遼一。リーグ戦137ゴールは中山雅史、マルキーニョス、佐藤寿人、三浦知良に続き5位。偉大なる先輩“ゴン”の157得点に手は届くか。 10代の頃からよく知る友人の変化を、FC東京の石川直宏は感じ取っていた。 「自分のことを黙々とこなすタイプで、マイペースなところは昔と変わらない。でも、十数年いたクラブを出るというのは相当な決意だと思うし、変わりたいっていう想いもどこかにあるんじゃないかって感じます」 石川が語るのは、今季からチームメイトになる新加入選手についてだ。やや穏やかだったストーブリーグの数少ない主役のひとり、元ジュビロ磐田のエースストライカー、前田遼一のことである。 東京の暁星高から磐田に加入したのが2000年だから、15年にわたってサックスブルーのユニホームをまとってきたことになる。 前田遼一の起伏に富んだサッカー人生。 '01年のステージ優勝や'0
![変わりたい、と願うFC東京の2人。前田遼一と平山相太が迎える正念場。(飯尾篤史)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72859816dd986daaf04def982623ccc9bd383a65/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fb%2F-%2Fimg_1babd3540b5c141b95e9edea48edc332281805.jpg)