◆小平の小学校 都内の小中学校で進む校庭の芝生化。温暖化防止や児童の外遊びを促す効果が期待される一方、芝生の維持管理の難しさが課題となっている。小平市の市立第十三小学校では、4年前に導入した芝生が翌年全滅したが、地元のJリーグFC東京と協力、グラウンドキーパーの指導のもと、見事に緑の芝生を復活させた。(米沢信義) ◆素人だけで管理・・・全滅 FC東京がノウハウ 青々と広がる芝生の校庭。グラウンドキーパーの境田人啓(ひとひろ)さん(25)が28日の放課後、小平市立第十三小学校の校庭を訪れた。 境田さんは、FC東京のホームグラウンド、味の素スタジアム(調布市)や小平市内の練習グラウンドを管理する「芝生のプロ」。まず、人さし指を芝生に差し込み、草丈と湿り具合を測った。「中がカサカサしていると要注意。ここの芝は大丈夫ですね」 境田さんの指示で、父母や地域のボランティアで構成