胡蝶蘭は、原産地である熱帯や亜熱帯の森林に生息している植物です。そのため、自然界では木の枝や幹に着生しており、直射日光を避けてやや暗い場所で育っています。 そのため、胡蝶蘭に直射日光は必要ありません。むしろ、直射日光は胡蝶蘭にとって有害であり、葉や花に焼けやシミを引き起こす可能性があります。胡蝶蘭に最適な日照条件は、明るいが直射日光の当たらない場所です。 具体的には、東向きや西向きの窓辺やカーテン越しの光が適しています。また、日中は約1000ルクス程度、夜間は暗くすることが理想的です。ルクスとは、光の強さを表す単位で、晴れた日の正午の直射日光は約10万ルクス、曇りの日の窓辺は約1000ルクス、蛍光灯の下は約500ルクス程度です。胡蝶蘭の日照条件を確認するには、ルクスメーターという測定器を使うと便利です。 置き場所の選び方