イスラエルは国民の3割余りに対しワクチン接種を済ませるなど、新型コロナウイルス感染症(COVID19)との闘いで世界をリードしている。それでも、より感染力の強い変異株の出現で同国の医療体制は逼迫(ひっぱく)している。 イスラエルは60歳以上の高齢者の82%に対しワクチン接種を済ませ、1カ月近いロックダウン(都市封鎖)を実施したほか、今週には空港の一時閉鎖も発表した。だが同国の状況は、コロナ収束がまだまだ先になる可能性を示唆している。ネタニヤフ首相は世界経済フォーラム(WEF)で今週、予防接種により速やかな経済再開を果たす国の先例になりたいとの考えを示していた。 イスラエルのエーデルシュタイン保健相は28日の記者会見で、「感染の波が一向に衰えておらず、これは変異株が影響しているとみられる」と語った。 イスラエル公衆衛生当局の責任者、シャロン・アルロイプライス氏によると、同国でコロナワクチンの
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