アニメ雑感京都アニメーションの新作 『響け!ユーフォニアム』。その第2話を視聴し幾つか気になったこと、感じたことがあったのですが、その整理も兼ねこの記事を書いています。 中でも特に印象深い登場人物だったのが先輩という立ち位置で描かれた3年生の斎藤葵でした。唯一、「全国まで目指さなくてもいいと思う人」という問い掛けに手を挙げた彼女でしたが、それこそ彼女の言葉に耳を傾けてみれば聞こえてくるのは「(楽器に対して)特に拘りがある訳じゃない」「塾があるから」「三年なんてあっという間」などというどこかリアリティのある言葉。 高校生、それも春も駆け出しの最後の一年ともあれば、もっと夢に大らかな想いを馳せていても決しておかしくはないと思うのですが、徹底して彼女は “今” よりも “遠く” を見据えているようで、どこか儚げに映る印象さえもその表情からは感じられました。 それこそ諦観するかのような彼女を捉える
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