本連載では、2021年12月にリリースされたRuby on Rails 7にフォーカスし、クライアントサイド開発のためのさまざまな機能を、API開発やリアルタイムWeb開発も絡めながら紹介していきます。連載初回は、Rails 7におけるクライアントサイド開発の全体像についてです。アセットパイプライン、SprocketsやWebpackerといったRails 7以前の定番を紹介し、Rails 7で刷新されたクライアントサイド開発環境の概要についても紹介します。 はじめに WebアプリケーションフレームワークのRuby on Railsは、2021年12月にバージョン7となりました。これに伴い、クライアントサイド開発のサポートについても大きな変化を遂げ、多様な選択肢が提供されるようになりました。本連載では、このRails 7にフォーカスし、クライアントサイド開発のためのさまざまな機能を、API