視覚整形モデル概論 この文書では視覚整形モデル――すなわち,視覚媒体を対象としたUser Agentがどのように文書ツリーを処理するのか――その概要について述べます。視覚整形モデルでは,文書ツリー内の各要素はボックスモデルに従ってゼロ個以上のボックスを生成します。 それらボックスのレイアウトは以下のような事項に支配されます: ボックスの寸法およびそのタイプ 配置体系(通常フロー,フロートまたは絶対位置決め) 文書ツリーにおける要素同士の関係 外部情報(表示域の大きさ,画像の内在寸法,etc) この文書で述べるプロパティの対象先は,連続メディアおよび頁メディアにあてはまります。 ただし,マージンの各プロパティに関しては頁モデルに適用されると,意味合いが変化します。 視覚整形モデルは,あらゆる場面の整形を規定する訣ではありません; たとえば文字間隔のアルゴリズムは規定されません。適合User