印刷 西部(さいぶ)ガス子会社が修理したふろ釜で安全装置の不正改造の疑いが2件見つかった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は12日、原因を究明し再発防止策を9月5日までに報告するよう指示した。 保安院は、空だき防止装置が作動しなかったのは修理時に配線をつなぎ変えたのが原因とみて「ガス保安上の観点から大変遺憾」と指摘。子会社が修理した福岡市営住宅などの機器計2457台の点検結果についても、9月1日までに報告するよう求めた。 保安院は西部ガスから8月4日に報告を受けたが、指示を出したのは12日になった。「内部での検討に時間をかけた」と説明している。