債務を棒引き、旧株券を紙クズにして 生まれ変わったJALが帰ってくる! 2012年9月19日、JAL(9201)が株式市場に帰ってきます。上場廃止が2010年2月19日でしたから、2年7カ月で一通りの再建が完了したことになります。 「日本の空の利権を握っている国が形振り構わずテコ入れすれば、何だってできるわい」という厳しい指摘もあります。実際、JAL(9201)は2018年度まで9年間も法人税を払わなくていいなどの恩恵に与かります。 「JAL(9201)が株式市場に帰ってくる」と書きましたが、紙くずになった株が復活するわけではありません。今回の上場で売り出される1億7500万株(発行済み株数の96.5%)は、100%減資の後に発行された、企業再生支援機構が保有する株です。同機構は公的資金を3500億円注ぎ込みましたが、今回の売り出しによって約6900億円が回収できる見込みです。 「国が大儲