直接市場からの資金調達に依存していたシャープ<6753.T>が、経営危機の果てに最後に泣き付いたのが、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行だった。他方、ソフトバンク<9984.T>による米携帯電話3位のスプリント・ネクステルの買収資金を賄ったのも、主力行のみずほコーポレート銀行をアレンジャーとしたメガバンクからの1兆6500億円の協調融資だ。 「直接金融市場のマネーがなかなかリスクを取れなくなっている。我々の出番だ」――。あるメガバンクの役員は、こう胸を張る。シャープとソフトバンクのケースは、それぞれ色合いが異なるものの、大手企業を含めて銀行との関係強化を探る動きが相次いでいるという。実際、パナソニック<6752.T>も10月、主力取引銀行の三井住友銀行を中心とした4行と6000億円の融資枠(コミットメントライン)設定の契約を結んだ。
[ベルリン 19日 ロイター] ドイツはギリシャの債務を削減する方法の一環として、民間投資家が保有する発行済みギリシャ国債の半分を、ギリシャ政府が価値の25%で買い戻すことを提案していることが19日、関係筋の話で明らかになった。 11月19日、ドイツがギリシャの債務を削減する方法の一環として、民間投資家が保有する発行済みギリシャ国債の半分を価値の25%で買い戻すことを提案していることが明らかになった。アテネで6日撮影(2012年 ロイター/Yorgos Karahalis) 民間のギリシャ国債保有者は、すでに債務交換で多額の損失を被っており、実際に買い戻しが実施されれば、投資資金のほとんどを失うことになる。 民間投資家が保有するギリシャ国債の規模は、債務交換後でもおよそ600億ユーロと、ギリシャ国内総生産(GDP)の約30%に上る。 買い戻しの実施により、来年190%に達すると見込まれてい
関連トピックスNECKDDI沖合の船(奥)から繰り出された海底ケーブルの先端(右下)が海岸に到達した=19日午前8時21分、千葉県南房総市、加藤諒撮影 【上栗崇】千葉県南房総市の海岸で19日、日本からシンガポールまで海底光ファイバーケーブルを敷く工事が始まった。沖合およそ1キロに泊まった船からのばしたケーブルの端が、午前8時過ぎに陸に到達。船はケーブルを海底に下ろしながら南に向かう。 工事を始めたのはNECで、KDDIなどが発注。ケーブルは直径3.4センチで、1秒間にDVD500枚分のデータを送れる。本線と、枝分かれして中国、フィリピンなどにつながる部分を合わせた全長は8900キロ。このうち深海部分を除く4400キロをNECが手がける。 総工費は約4億ドル(320億円)で、完成は2013年の予定だ。 完成すれば、日本と東南アジアの間のケーブルによる通信能力はこれまでの約1.5倍に増
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