ショーのラストでパフォーマンスを見せるサンタンデルさん(手前右)とデルガドさん(同左)=福岡県飯塚市で2020年10月10日午後2時28分、荒木俊雄撮影 福岡県飯塚市の飯塚魚市場跡で開催中の「ハッピードリームサーカス」(本部・大阪市)が4月のテント設営以降、新型コロナウイルスの影響による延期や次の公演先の相次ぐキャンセルで、来年2月末までの長期滞在を余儀なくされている。サーカスは通常1カ所で2~3カ月公演し、年間で4会場ほど巡るため、11カ月もの滞留は異例だ。出演者やスタッフら団員の8割は外国人。コロナ禍の日本での生活は、彼らにどう映っているのか。【荒木俊雄】 【地元住民にスペイン語を教えるサンタンデルさん】 ◇家族ぐるみの交流に 「ケ オラ エス(何時ですか?)」。飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸前にある国際文化交流センター。毎週金曜の夜、コロンビア人のルーズベルト・バレンシア・サンタンデルさん