谷垣です、電話が鳴ってるぜ!−。自民党の谷垣禎一総裁の肉声を着信音として携帯電話に無料配信する着ボイスのサービスが24日、同党の携帯電話用サイトで始まった。 携帯メール用の「ガッキーです、メールが届いたぜ」、目覚まし用の「あなたを起こすことが私の使命。谷垣で起床」など6種類を用意。大島理森(ただもり)副総裁が「はいはい。リモリン(理森)だ。はやぐ電話さ出ねば悪いだ」などと地元の青森県のお国言葉で語りかけるバージョンもある。 「存在感が薄い」と指摘される谷垣氏を若者らに売り込むことが狙いだが、党職員からは「メッセージがきまじめすぎる」との声も出ている。 自民党ではこれまでに麻生太郎元首相の着ボイスが約7万5000件のアクセスを記録したが、谷垣氏はどこまで迫れるか。