菊池 誠●大阪大学サイバーメディアセンター教授。1958年生まれ。東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。専門は学際計算統計物理。SFの解説や翻訳も手がける。 「血液型性格診断」に科学的根拠がないことは、すでに心理学の実験で証明されている。多くの人はそれを半ば理解したうえで、「しょせんは遊びだから」と軽く考えて話題のネタにしている。だが血液型性格診断には遊びでは済まされない問題が含まれている。 4冊累計で500万部を突破した『自分の説明書』シリーズで最初に発売されたのは「B型」だった。ネガティブに評価されやすいB型を取り上げれば、読者の関心を集められると考えたのだろう。これはB型が差別されているという証拠にほかならない。血液型という後天的に変えられない属性への差別は、陰湿でタチが悪い。 この問題が根深いのは、「血液型で性格が決まる」という問題設定が十分に科学的だからだ。「
監督:知らない 出演:叶恭子さま 製作:愛するということ製作委員会 公式サイト これ、実は恭子さまは主演ではありません。主役はよく知らないイタリア人の女子学生。よなよな湖畔の古城で剣をもった中世の騎士が立っているという北欧メタルみたいな夢に悩まされている花売り娘は、ある日、郊外のヴィラに薔薇の花束を届けるように言われる。そこには美しい女と彼女にかしづく男が住んでいるのだった。美女の奔放なセックスを見た花売り娘は我知らずおののきを覚え…… まあ『O嬢の物語』をヌルくしたようなというか、撮影素人と違うんかちゃんと照明当てないから真っ暗だろというか、まあそういう話なのですが、特筆すべきはこれ、出演者みなイタリア人ばかりでイタリア語と英語しか使われない。で、そうなると必然的に怖ろしいことが……そう、恭子様のセリフがなくなってしまうのです! 全編で恭子さまのセリフはふたつだけ。その内のひとつは、恭子
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く