竜巻で行方不明のワン太郎 2日ぶりに戻る 竜巻で行方不明になっていた「ワン太郎」と大関満里子さん Photo By 共同 竜巻で大きな被害を受けた茨城県つくば市北条で、被災後に行方が分からなくなっていた3歳雄の犬「ワン太郎」が、2日ぶりに飼い主の下に戻った。けがもなく元気な様子で、家族らは「生きていて良かった」と喜んでいる。 大関英也さん(75)宅の飼い犬で、6日の竜巻が発生後、無人だった自宅庭にあった小屋は壊れて散乱。首輪をつなぐ金具が外れ、ひもだけが残っていた。小学6年の孫隆司郎君(11)は心配で泣いていた。 8日午前、大関さんの妻満里子さん(70)が「家の100メートル先で似た犬がいる」と知人から聞き、がれき撤去の手を止めて駆けつけ、名前を呼ぶと、生け垣の陰からそっと出てきたという。 満里子さんは「ワン太郎もホッとしたでしょう。なくなった小屋も、買ってあげなくちゃ」と笑った