ゴーストライターと聴覚障害偽装で世間を欺いた作曲家、佐村河内(さむらごうち)守氏(50)の問題で、NHKが検証番組放送の必要性を認めるなど、依然として影響が続いている。 検証放送はNHKの籾井(もみい)勝人会長が13日の定例会見で言及した。佐村河内人気に火をつけた昨年3月のNHKスペシャル「魂の旋律~音を失った作曲家~」について籾井会長は、「結果としてだまされた、気が付かなかった。視聴者には真実と違う放送になってしまったことをおわびするしかない」と謝罪。報道陣から検証番組の必要性を指摘されると、「なんらかの形でやる必要があろうかと思います。制作現場とよく話し合った上で決めたい」と、トップ自ら検証番組に前向きな姿勢を見せた。 これまでNHKは、視聴者や他メディアから問題点を指摘されても、検証番組には消極的な態度を続けてきた。今回は社会に与えた影響が大きいこともあるが、籾井会長になってNHKに