築100年を越える建物や、学生による自治、大学との対立など、さまざまな方向から注目されている京都大学の吉田寮(京都市左京区)。その吉田寮に、性別問わず使用できる「オールジェンダートイレ」「オールジェンダーシャワー室」があるのを知っていましたか? なぜ「オールジェンダー」にしたのか、性別で分けなくても安心して使えるのか。吉田寮自治会の「セクハラ対策特別委員会」に関わる寮生Aさんに聞いてみました。 吉田寮による立て看板 吉田寮の「オールジェンダートイレ・シャワー室」とは 吉田寮には100年以上前に建てられた「現棟」と、2015年に建てられた「新棟」とで成り立つ、学生が性別問わず生活する「混住寮」です。吉田寮自治会(寮生全員が参加)は、2009年から吉田寮の「新棟」建設について大学と交渉を開始。建物の設計については2012年から大学と交渉しています。完成当初の案内図に「男子トイレ」、「女子トイレ