トヨタが示した「最先端都市」の驚くべき姿 アメリカ・ラスベガスの世界最大の家電見本市「CES」に参加してから1ヵ月が経過した。筆者はこの2ヵ月ほどで今年の「CES2020」の意味を検討し続けてきたが、やはり当初の確信は変わらなかった。 それは「トヨタ」の発表した「Woven City」(ウーブン・シティ)が、日本や世界に与えたインパクトはかなり大きかったということだ。 前回の寄稿(『もはやGAFAすら「安泰」ではなくなってきた、その意外すぎるワケ』)でも紹介した通り、今回のCESの大きな潮流は「プライバシー」だった。また中国のメガテック企業の参加が少なかったように、米中貿易戦争の影を感じさせるものでもあった。最先端技術においても、概ね筆者の予想を超えるものではなかった。 そうした中で、トヨタが発表した「Woven City」は、筆者が眼を見張ると同時に、日本の未来に希望の光を刺す大きなもの