最近、クルマ好きにとって気になるのは、コンパクトなSUVではなかろうか。 今のクルマの売れ方を見ると、新車販売台数の約40%が軽自動車で、1.2~1.5リッタークラスのコンパクトカーも増えた。軽もコンパクトカーも運転がしやすく、居住空間や荷室は広く、価格は割安だ。とても合理的だが、クルマ好きとしては面白さに欠ける。 そこに登場してきたのが、スバル XV、ホンダ ヴェゼルといった1.5~2リッタークラスのエンジンを搭載するコンパクトなSUVだ。 これらの車種は、コンパクトカーに比べるとボディは大きいが、街中で運転しにくいと感じる心配はない。車内の広さに重点を置いた造りではないが、大人4名が快適に乗車できて、荷物も相応に積める。価格は少し高いが、内外装はコンパクトカーよりも上質で、外観は個性的だ。趣味性と実用性をちょうど良いバランスで両立させ、売れ行きも堅調に推移している。 特に中高年齢層のク