ブランド物の時計やバッグは、本体の製造コストの他に「ブランド料」みたいなものが上乗せされている、ということは皆さん何となく認識していると思う。しかし自動車業界の場合、少なくとも日本車に関して言えば製造コストに見合う、正直な価格設定をしてきた。ライバル車より極端に高い価格を付けてもユーザーの理解を得られなかった、と言い換えても良かろう。 同じクラスのトヨタ車より100万円程度高い価格を付けて販売しているレクサスも、今まで「コストに見合った価格を付けている」と思われていた次第。「トヨタより優れた部品を使っているから高い」という理解です。というかレクサス自身、そういう主張をしてきた。ところが、である。ここにきて「もしかしたらブランド料を上乗せしてるんじゃないか?」と思われる状況になってきた。 日産はアメリカだとレクサスと並ぶ高級車部門『インフィニティ』で販売している『インフィニティQ70』を日本