超大型望遠鏡VLTは、地球から640光年の位置にある惑星が、鉄の雨を降らせる特殊な環境であることを発見したこの惑星は温度が2,400℃を超えており、日中は金属を蒸発させるほど熱い強風が吹き荒れ、鉄蒸気が冷えた夜側に運ばれることで夕暮れの地域では鉄が液滴に変わる 鉄の雨が降る惑星なんて言われると、「古い海外のSF小説の設定ですか?」と思ってしまいますが、そんな惑星が実際に発見されたようです。 地球からうお座方向に640光年の距離で見つかったこの惑星は、2016年に発見され「Wasp-76b」と名付けられています。 最新の観測では、この惑星が非常に高温なため金属さえ蒸発させており、昼側で蒸気に変えられた金属が、強風に運ばれて夕暮れの空に鉄の雨を降らせていると報告しています。 地獄なのかロマンチックなのかよくわからなくなってきますが、一体どのようにして鉄の雨が降るのでしょうか。 この惑星の研究は