ブックマーク / nazology.net (67)

  • 夕暮れに「鉄の雨」が降る惑星が見つかる - ナゾロジー

    超大型望遠鏡VLTは、地球から640光年の位置にある惑星が、鉄の雨を降らせる特殊な環境であることを発見したこの惑星は温度が2,400℃を超えており、日中は金属を蒸発させるほど熱い強風が吹き荒れ、鉄蒸気が冷えた夜側に運ばれることで夕暮れの地域では鉄が液滴に変わる 鉄の雨が降る惑星なんて言われると、「古い海外SF小説の設定ですか?」と思ってしまいますが、そんな惑星が実際に発見されたようです。 地球からうお座方向に640光年の距離で見つかったこの惑星は、2016年に発見され「Wasp-76b」と名付けられています。 最新の観測では、この惑星が非常に高温なため金属さえ蒸発させており、昼側で蒸気に変えられた金属が、強風に運ばれて夕暮れの空に鉄の雨を降らせていると報告しています。 地獄なのかロマンチックなのかよくわからなくなってきますが、一体どのようにして鉄の雨が降るのでしょうか。 この惑星の研究は

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    oilfish 2020/03/13
  • 摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー

    空気のない場所でも金属に電子を吐きだして呼吸している細菌が発見された細菌は電子の放出効率を上げるために、電子のスピン方向を統一していた仕組みを解明することで量子生物学と生体量子コンピューターの開発に役立つ 全ての生命は呼吸を行っており、私たち人間を含めた全ての多細胞生物は酸素呼吸を行っています。 しかし地球の地下深く、空気の存在しない場所では、なんと酸素の代わりに金属で呼吸する生物がいました。 今回、研究者によって調査されたS. oneidensis(シュワネラ・オネイデンシス)と呼ばれる細菌は代表的な金属呼吸を行う細菌として知られており、マンガンを初めとして鉄、鉛、水銀、ウランなどの固形鉱物を使って呼吸をしています。 なので、菌表面に接続された回路電極や金属を取り去ってしまうと、オネイデンシスは金属呼吸が行えなくなって窒息し、直ぐに死んでしまうのです。 そんな非常にユニークな呼吸を行うオ

    摩訶不思議な「金属で呼吸する細菌」、実は量子レベルの操作を行っていたと判明 - ナゾロジー
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    oilfish 2020/03/11
  • 計算不可能といわれた126次元を持つ「ベンゼン」の電子構造を解明 - ナゾロジー

    ベンゼンは化学において非常に基礎的な原子構造だが、そこに含まれる電子構造は非常に複雑で126次元にもなる新しい研究は、この複雑な電子の挙動について、すべての次元に渡る波動関数のマッピングに成功した ベンゼンはとても基的な原子構造の一つで、構造式では正六角形の記号となって頻繁に登場します。 たぶん、あまり化学に詳しくない人でもどこかしらで「あ、見たことある」となるものでしょう。 このベンゼンは6つの炭素原子と6つの水素原子が結合したもので、その六角形の原子構造はよく知られています。 しかし、内部の電子構造を考えた場合、それは数学的に126次元になると言われていて、複雑すぎるために分析は不可能だと言われていました。 新しい研究は、この解析に成功し126次元すべてにわたって波動関数をマッピングしたと報告しています。 この研究論文は、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学(UNSW)Timo

    計算不可能といわれた126次元を持つ「ベンゼン」の電子構造を解明 - ナゾロジー
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    oilfish 2020/03/10
  • 歴史で学ぶ量子力学【1】「私の波動方程式がこんな風に使われるなんて…」 - ナゾロジー

    「観測するまで物事の状態は決定されない」「全ては確率」 そんな中二心をくすぐるワードでいっぱいの量子力学ですが、私たちに見える世界はそんな曖昧なものではなく、もっと盤石で決定論的なものに見えます。 アルベルト・アインシュタイン博士は量子力学を生み出した功労者の1人ですが、最後までこの曖昧な量子力学の考え方を受け入れることはできませんでした。 量子力学の発展に大きな貢献をしたエルヴィン・シュレーディンガー博士も、同じく量子力学の主張する確率解釈を受け入れることはできませんでした。 シュレーディンガーに至っては「私の波動方程式がこんな風に使われるのなら、論文などにしなければよかった」と嘆いたほどです。 しかし、量子力学はその不可思議な主張を柱にしながら、大成功を収めた理論であり、現代ではほぼ完全に受け入れられてしまっています。 SFネタとしては興味深いですが、現実の話としてはずいぶんと突飛で難

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    oilfish 2020/03/09
  • 刺されると死ぬほど痛い木「ギンピ・ギンピ」とは - ナゾロジー

    「あなたが想像できる最悪の痛みです。その痛みは、酸で焼かれると同時に感電するようなものです。」 当時ジェームズクック大学の大学院生だったマリーナ・ハーレー氏はギンピ・ギンピ(Gympie-Gympie)という名前の「刺す木」によってひどく苦しみました。 彼女は3年間をギンピ・ギンピの研究に費やしましたが、最終的には入院とステロイド治療が必要になりました。 「刺す木」ギンピ・ギンピCredit:Marina Hurleyオーストラリアに生育しているギンピ・ギンピは一見どこにでもある植物です。1メートルほどの低い木であることが多く、ギザギザとした葉が備わっています。 一般的な見た目とは裏腹に、ギンピ・ギンピ全体は刺毛で覆われており、非常に強い毒性を持っています。 その痛みは尋常ではなく、刺された人たちに「死ぬほど痛い」と感じさせます。 この表現は決して大袈裟なものではありません。実際にオースト

    刺されると死ぬほど痛い木「ギンピ・ギンピ」とは - ナゾロジー
  • 観測可能な宇宙に地球外生命は存在しない? 新しい現実的な生命誕生シナリオが発表される - ナゾロジー

    宇宙は指数関数的に膨張しており、地球から観測可能な範囲を超えて広がっているこれを考慮して確率計算すると、生命は特別なプロセスを必要とせずとも、宇宙のどこかに偶然発生できるこのシナリオが正しければ、観測可能な範囲で地球外生命を発見する可能性はほぼ無いことになる 宇宙に生命は地球だけなのでしょうか? それとも、なにか特別な条件を揃えれば、宇宙のどこにでも生命は誕生する可能性があるのでしょうか? 生命誕生の決め手となる、DNAやRNAはヌクレオチドと呼ばれる分子のつながりでできています。4種のヌクレオチドの繋がり方のパターンによって、複雑な生命の情報が作られています。 もちろん、これはデタラメに組み合わせたとしても意味のある情報にはなりません。そのため、たまたま高度な生命活動を可能にするRNAが生まれる確率は、恐ろしく低いものになります。 これは例えるなら、猿がでたらめにタイプライターを打ったら

    観測可能な宇宙に地球外生命は存在しない? 新しい現実的な生命誕生シナリオが発表される - ナゾロジー
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    oilfish 2020/02/04
  • わざとリズムを遅らせるジャズの「スイング」効果を科学的に説明 - ナゾロジー

    ジャズの「スウィング」の定義を求めるために、スウィングに共通するとされる「僅かなずれ」を調査した調査の結果、スウィング≠ずれ であることが判明した AIがデスメタルを演奏し続ける謎のYoutubeチャンネルがある ジャズには「スウィング」と呼ばれる独特のリズムがあります。しかし、スウィングには多くの要素が関係しており、言葉で説明するのは簡単ではありません。 科学者たちは、定義の曖昧な「スウィング」に科学的な根拠を見出したいと願っていました。 そこでマックス・プランク研究所は、「スウィングの主軸が正確なリズムからのわずかな逸脱にある」という考えに着目しました。 「スウィング=マイクロタイミングのずれ」であることを検証することによって、「スウィング」の定義づけを行なおうとしたのです。 研究の詳細は「Science Reports」誌に掲載されました。 スウィングとは何か?最初の音を2番目よりも

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    oilfish 2020/02/03
  • 地球内部から流出する「ゴースト粒子」を新たに検出することに成功 - ナゾロジー

    地球内部から流出する「ジオニュートリノ」の検出に成功ジオニュートリノは、地球内部の放射性崩壊によって生じ、惑星運動に供給する熱源を解明する鍵となる グラン・サッソ国立研究所(伊)は、21日、地球内部から流出する「ジオニュートリノ」を新たに検知したと発表しました。 ジオニュートリノは、ほとんどの物質と相互作用しないことから、「ゴースト粒子」とも呼ばれます。 目に見えず、検知も困難ですが、地球内部で生じる熱源の秘密を解明するのに役立つ物質です。 研究の詳細は、1月21日付けで「APS Physics」に掲載されました。 「ジオニュートリノ」とは?ジオニュートリノは、他の素粒子とほとんど反応しないため、あらゆる物質の中を通り抜けていきます。人の体を例に取ると、およそ1平方cmにつき、毎秒100万個のニュートリノが通過しているのです。 しかし、物質に影響を受けないので、体への害もまったくありません

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    oilfish 2020/01/25
  • カエルの生きた細胞だけを使った「生ロボット」の作成に初成功 - ナゾロジー

    100%生きている細胞で生体ロボット「ゼノボット」が開発された細胞は全てカエルの受精卵から採取されたゼノボットは人間のプログラムした以外の行動が行えず、プログラムを死ぬまで忠実に実行する 用途別にプログラムと再設計が可能な生体ロボットは、これまでSFの専売特許でしたが、ついに現実世界でも実現しました。 100%生きている細胞からできており、プログラム通りに自律運動が可能な生きてるロボット「ゼノボット」の開発に成功したのです。 ゼノボットは細胞で構成されているために生き物 とも言えますが、機械のように人間が決めたプログラム以外の行動が一切行えません。 全ての細胞は死に絶えるまで、なんの疑問も感じずに人間のプログラムどおりの動作を反復します。 この生物機械はバーモント大学で進化ロボティクスの研究をしているジョッシュ・ボンガード氏と、タフツ大学の生物学者マイケル・レビン氏らの研究グループが、1月

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    oilfish 2020/01/15
  • 放射線治療中に患者が目撃する「謎の光」の正体が判明 - ナゾロジー

    これまで、放射線治療を受けた患者から「目の前に光が見える」という証言が相次いで報告されていました。その光は目を閉じている時でさえ生じており、長年正体が判然としないままでした。 しかし今回、アメリカ・ダートマス大学の研究により、高感度カメラを用いて目から放たれる光の撮影に成功。詳しい分析の結果、光は「チェレンコフ放射」によるものと判明しました。 目から放たれるチェレンコフ光が撮影されたのは初の事例とのことです。 研究の詳細は、2019年10月に「International Journal of Radiation Oncology」で掲載されました。 Bizarre Phenomenon of Light Flashing From Human Eyes Caught on Camera For First Time https://www.sciencealert.com/the-elus

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    oilfish 2020/01/09
    おおう、まじか
  • 振り子で地球の自転を証明!?「フーコーの振り子」をわかりやすく解説! - ナゾロジー

    地球の自転はフーコーの振り子で証明できるフーコーの振り子の原理はコリオリの力フーコーの振り子はwebサイト上でシミュレーションできる 科学博物館に行くと、必ずと言っていいほど大きな振り子が展示されていますよね。 この振り子は、フーコーの振り子といいます。 フランスの物理学者であるレオン・フーコーが1851年、パリのパンテオン寺院で、巨大な振り子を用いて地球の自転を証明したことから名づけられました。 フーコーの振り子の原理は?では、なぜ巨大な振り子が地球の自転を証明できるのでしょうか。実は、この巨大な振り子はまっすぐ直線的に振れることはなく、微妙に軌道がずれながら振れます。 これこそが自転を証明するカギになるのです。 キーワードは、『コリオリの力』。 まずは、イメージをつかみやすいように簡単な例を紹介します。 走っている人が電柱を見ると、電柱は後ろに遠ざかっていきますよね。ところが、第3者の

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  • 【快挙】大学生が「物理学100年の謎」を解き明かす - ナゾロジー

    水の入った細いガラスチューブを垂直に立てると、中心部に気泡ができます。しかし、なぜかこの気泡は上昇することなく、同じ場所に留まり続けます。 理科の実験などで、一度は見かけたことがあるかもしれません。 普通、コップに水を注ぐと、泡は自然と表面に浮かび上がりますが、チューブの場合、同じはずの物理法則がまったく通用しないのです。 実はこれ、およそ100年もの間、物理学者たちの間で未解決のままとなっている超難問。しかし、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)に在学する一人の学生が、この謎を解き明かしてしまったのです。 研究の詳細は、12月2日付けで「APS Physics」に掲載されました。 実は「気泡」は止まっていなかった?「数ミリメートル幅のチューブの中にできた気泡は、動くことなく、一ヶ所に静止しつづける。」 物理学者がこの現象を初めて確認したのは、ほぼ1世紀も前のことです。それ以来、誰の

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    oilfish 2019/12/06
    グレート
  • 「火星に生命体を発見した」とオハイオ大学の研究者が主張  | ナゾロジー

    複数の火星探査機が採取した画像データの中に、「昆虫のような生命体が数多く写り込んでいる」と報告される 昆虫は、化石状と生きた状態の両方が確認されており、地球上のハチに似た節足動物であるという つい先日も、未知の酸素源の検知が報告されたり、35億年前には「津波」さえ起きていたとされる火星。「どこかに生命の痕跡があるのでは…(ナショナル・ジオグラフィック)」と思う研究者も多くいます。 オハイオ大学の昆虫学者ウィリアム・ロモザー名誉教授は、19日、「火星探査機が撮影した画像データの中に、昆虫らしき生命体が写り込んでいる」と発表しました。 氏は、複数の探査機が採取した大量の画像データを数年間にわたり調査した結果、ハチに似た生命体が数多く確認されたと述べています。 ロモザー氏によると、画像にはすでに化石化した個体の他に、まだ生きている状態の個体も確認できるとのこ。 今まで何度も「生命がいるかも」と言

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    oilfish 2019/11/21
  • 木星の衛星エウロパの水蒸気噴出、ついに「直接」確認される - ナゾロジー

    木星の氷衛星エウロパで、地表に噴出する水蒸気が確認される(水蒸気の直接的な検知は今回が初)検知された水蒸気量は、2000トンにおよび、オリンピックの競泳用プールを満たす量に匹敵する NASAのゴダード宇宙飛行センターは、18日、木星の衛星エウロパに水蒸気が確認されたと発表しました。 氷衛星であるエウロパでは、2016年から水蒸気の痕跡と思われるものが検知(マイナビニュース)されていますが、直接的な水蒸気の確認は今回が初めてです。 研究の詳細は、11月18日付けで「Nature Astronomy」に掲載されました。 オリンピックの競技プールを満たす量観測は、ハワイにあるW・M・ケック天文台を用いて、2016年2月〜2017年5月にかけて17度行われました。 研究チームは分光器を使って、エウロパの地表にある赤外線をスキャニング。大気の化学組成を分析しました。その結果、17度の観測のうち1回だ

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    oilfish 2019/11/19
  • 宇宙は丸かった!? 「宇宙平坦説」を逆転する研究が発表される - ナゾロジー

    新たな研究で、「宇宙は果てのある球体ではなく、果ての存在しないループした球体である」という説が浮上ビッグバンの残光である「宇宙マイクロ波背景放射」が曲がっていたことが根拠の一つ 天動説が地動説に変わったり、宇宙は常に存在するもの(定常宇宙論)と思えば、無から生まれたという「ビッグバン仮説」が現れたり… 天文学では「逆こそ真なり」という事態がたびたび起こります。 そして今回も、宇宙の定説に関するコペルニクス的転回が起こるかもしれません。 というのも、新たな研究により、「宇宙は単純な三次元の球体なのではなく、端が存在しない四次元上の球体である可能性が高い」と示唆されたのです。 しかも、発表を行なったマンチェスター大学(英)の研究主任エレオノラ・ディ・ヴァレンチーノ氏は「今回収集されたデータは、99.8%の正確性を持っている」と話しています。 研究の詳細は、11月4日付けで「Nature Ast

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    oilfish 2019/11/11
    マジか
  • ヘビだけを「ミイラ化させる菌」が米カリフォルニア州で初めて発見される - ナゾロジー

    ヘビに伝染し、身体をミイラ化させる感染菌が米・カリフォルニアで初めて確認される感染したヘビは開けた場所に出たがるので捕者に襲われやすくなる 肌が乾いて顔は腫れ上がり、目も白くなったヘビの写真。実はこのヘビ、まだ生きています。 このヘビは今年5月末、アメリカ・カリフォルニア州にて、菌に感染し、ミイラのような姿で発見されました。 感染菌は2008年にアメリカおよびカナダで初めて確認されましたが、同州で見つかったのは今回が初めて。 カリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)によると、今週にも同州で感染したヘビが見つかっており、国内での菌蔓延が懸念されています。 幸いこの菌は人に感染する危険性はなく、ヘビから人へ感染する恐れもありません。 10年前の類似例より危険度が増している同州アマドール郡・シエラネバダで発見されたこのヘビは、地元でも有名な「カリフォルニア・キングスネーク」という種類に属しま

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    oilfish 2019/11/07
  • 「ゴム」のように柔軟な新コンクリートが開発される 耐久力は9倍! - ナゾロジー

    Point ■ロシアの極東連邦大学により、通常の6〜9倍の耐久力を持つ新種のコンクリートが開発される ■原料となるセメントの材料と変えることで、ゴムのように柔軟な耐久力を実現 自然災害や軍事・民間防衛を考慮した建物は、普通以上にタフさが求められます。 そのアイディアから、ロシア・ウラジオストクにある極東連邦大学が一般のコンクリートの耐久性をはるかにしのぐ「ラバー・コンクリート」を開発しました。 原料となるセメントの成分を変えることで、ゴムのような柔軟さを実現。耐久力は従来の6〜9倍に及ぶといいます。 研究の詳細は、10月4日付けで「Applied Research」に掲載されました。 ゴムのように柔軟でタフ今回のニュータイプのコンクリートは、製造工程が大きく異なります。 一般のコンクリートは、原料となるセメントに水や砂、砂利石などを混ぜて作られます。セメントの主原料は石灰岩や粘土となってお

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    oilfish 2019/11/04
  • 数学の未解決問題「双子素数の予想」が特殊な条件で証明! 素数の秘密に迫る - ナゾロジー

    Point ■双子素数とは、連続した奇数がどちらも素数になるペアのこと ■素数が無限に存在することは紀元前に証明されているが、双子素数が無限に存在することは証明できていない ■新たな研究は多項式を使い、グラフ形状を比較することで双子素数が無限に存在することの証明に成功した 一般の私たちにとっては、落ち着きたいときに数えるくらいしか役に立たない素数ですが、数学者たちはこの素数の性質に長年魅了され続けています。 素数の難問として有名なのは、数学ミレニアム問題の1つ「リーマン予想」です。これが解決されれば素数の出現位置を予測できるようになると言われています。 逆に言えば、現在素数はどこでどういうタイミングで出現するのか法則が見つかっていないのです。 今回発表された研究は、こうした素数にまつわる問題の1つ「双子素数の予想」を限定的に証明したというものです。 双子素数とは、ある偶数を挟んで並んで存在

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    oilfish 2019/11/01
  • ウサイン・ボルト超え? 陸上界最速の「アリ」が発見される - ナゾロジー

    Point ■驚異的なスピードで走る陸上界最速のアリが、サハラ砂漠北部で発見された ■1秒間に1mを走破するアリの走りは、高熱の砂漠の地面に触れないよう素早く足を動かすことで誕生した 「陸上界最速」といわれるチーターですが、そんなチーターを上回る高速のランナーが現れました。 ドイツ・ウルム大学の研究チームにより、サハラ砂漠北部に生息する「サハラ・シルバーアント(学名:ataglyphis bombycina)」こそ、陸上界最速であることが判明したのです。 このアリは、なんと1秒間に1mを駆け抜けるとのこと。 詳しい研究内容は、10月16日付けで「Journal of Experimental Biology」に掲載されました。 速すぎて足が宙に浮く⁈シルバーアントは速く走るほど、空中に浮くようなギャロップ走行になり、一度に6の足すべてが地面から離れるそう。最速時では、自身の体長の108倍

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  • あなたの知らないレアな貴重宝石7選 - ナゾロジー

    1.ブルーダイヤモンドCredit: depositphotosまずは世界一高価な宝石について触れなければ、この記事は成り立たないでしょう。そうです、このブルーダイヤモンドこそが、地球上で最も高価な宝石なのです。 この鮮やかなブルーは、当然ですが染料を混入させているわけではありません。魅惑的なブルーダイヤモンドの色は、微量のホウ素が原因で生じているのです。 ダイヤモンド採掘業界の重鎮、故フィリップ・オッペンハイマー氏がかつて所有していた14.62カラットのブルーダイヤモンド「オッペンハイマー・ブルー」こそが、2016年のオークションにて宝石史上最も高い値を付けたものであり、手数料抜きの落札価格は5060万ドルという一般市民の度肝を抜くものでした。 2.ウォーターメロントルマリンCredit: depositphotos一般的に、火山の中心近くを流れるマグマの堆積物の中で凝固するのがトルマリ

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