limits.conf に書いても ulimit に効いていない、というのはよくある話です。 ulimit が少なくて困ったことはあっても、多くし過ぎて困ったことはほとんどないでしょうから、ドーンと全条件下でulimit設定を効かせる方法を紹介します。 ulimitが効かない問題 だいたいこんな内容だと思います。 SSHログインだと効かない su すると効かない OS起動時に自動起動したデーモンに効かない 普通はデーモンに効けばよいので、本当に困ったら起動スクリプトに直接書いたりしますが、方法としてはイマイチなのでちょっと工夫をします。 その前に・・・ PAMについて PAMというユーザー認証システムについてはググっていただくとして、よく出てくる /etc/security/limits.conf という設定ファイルは、PAMを通る条件下でしか有効になりません。 ではPAMを通るとはどうい
Linux サーバでの「Too many open files」エラー対策について調べたのでまとめてみました。 確認した OS は CentOS 5.9 と CentOS 6.3 です。 「Too many open files」は Linux でプロセスが開けるファイルディスクリプタの上限に達してしまうと発生するエラーです。 「ファイルディスクリプタ」という名前ですが、 Linux ではソケットもファイルディスクリプタなので、ファイルを開いた場合だけでなく、ソケットを使って通信を行う場合にもファイルディスクリプタが使用されます。 そのため、Apache や Tomcat などで高負荷なサイトを運用している場合などには、比較的遭遇する確率の高いエラーではないでしょうか。 このエラーを回避するため、プロセスがオープンできるファイルディスクリプタの上限を変更します。 まずは以下のコマンドを実行
本記事は、2010年7月に「YUMELOG」に掲載された記事です。 2021年12月末「YUMELOG」終了に伴い、移行いたしました。 (「YUMELOG」をこれまでご愛顧いただき、誠にありがとうございました。) こんにちは、mikkoです。 今回は、1プロセスが同時オープン可能なファイルディスクリプタ数の上限を変更する方法と、その際の落とし穴についてです。 Linuxでは、同時にオープンできるファイルディスクリプタ数が制限されています。 OS全体での設定は、/proc/sys/fs/file-max等で確認でき、大規模なアクセスがあるサーバでは/etc/sysctl.confに設定を追加して上限を増やしているケースも多いでしょう。 これとは別に、1プロセスが同時オープン可能なファイルディスクリプタ数は、標準で1024となっています。 apacheのpreforkモデル等の子プロセスが多数
どうもどうも乙カレーさまです。 この度9/18が最終出社日となり、サイバーエージェントを退職することになりました(籍はもう少しありますが)。 並河さんと退職のタイミングが被っていた事で、きな臭い物を感じていらっしゃる方もいるかもしれませんが、完全に並行で進んでいて、お互いにびっくりした案件になりますw*1 サイバーエージェントでやってきたことを思い返すと、入社した当時はまだアメブロもそれほど流行っていたわけではありませんでした。ただサービスを伸ばしていこうという熱量がすごかったことは今でも覚えています。そんな中で様々なサービスのインフラ部分に関わらせていただくことができました(アメーバピグ、ピグライフ、ガールフレンド(仮)、最近ではAWAなど他にも色々)。 Webサービス、会社が育っていく様をほぼ最初から見ることができたのもラッキーだったなと思っています。 それ以外でも色々な勉強会や講演で
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