今日8月14日の毎日新聞(大阪本社)朝刊、社会面に「「抗日掃討」の記録写真 上海近郊旧日本軍が撮影 46枚発見」という見出しの記事が掲載されています。「土匪の掃討」として上海近郊の村、銭家草を襲撃した際のもようを軍の写真班が撮影したものを、写真班の助手を務めていたらしい兵士が軍事郵便で親族の家に送ったもの、とのこと。旧日本軍の戦争犯罪に関する記述を含む手紙などが軍の検閲をすり抜けて届くケースがあったことはこれまでも知られていましたが、これもそうしたケースだったようです。 都内の小物市場で売られていたというこの写真ですが、毎日新聞では同じ兵士が送った手紙(国立歴史民俗博物館に収蔵)、兵士が所属していた中隊の中隊長がこの兵士の家族に送ったハガキ(やはり歴博に収蔵)を調査して写真の裏付けをとり、さらに上海特派員が現地調査して祈念碑の存在を確認し、「銭草村惨案」が現地で語り継がれていたことを確認し