無線LAN事業者などで構成する無線LANビジネス推進連絡会は、大規模災害時に無料開放する災害用統一SSID「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)を世界で初めて策定したと発表した。冒頭に「00000」を付けてSSIDの検索結果上位に表示されるようにし、「JAPAN」を加えて海外からの救援者にも理解しやすい文字列にした。 昨年9月に岩手県釜石市、宮城県仙台市で行った実証実験を基に「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料解放に関するガイドライン」を策定。ガイドラインの中で、無料開放する大規模災害の定義や、統一SSID運用の詳細などを定めた。 来年3月に仙台市で行われる「国連防災世界会議」で、同SSIDの無料開放を実施する。 また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで「世界最先端ICT環境」の実現に向け、訪日外国人にとって利便性の高い公衆無線LANの環境整備を、業界横断的