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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55 (9)

  • 債券・users株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら  藤川が何回持つのか・・・・

    出張続きで失礼しました。マーケットが落ち着いているすきに・・・という訳でいろいろ用事を片付けて参りました。 マーケットは落ち着きましたね、というメールを頂きますが、そりゃそうですって。藤川が投げているんですから。これで落ち着かなかったらもう切り札はない。今のうちに打線を組み替えておいて一気に逆転してしまわないと、頼みの藤川もそうそう長くはもちません・・・・ 今回の無制限一勝負の資金供給、及び緊急利下げは過去の轍を踏まぬよう、とにかく資金繰りがつまらないようにという処置をとった訳です。ブラックマンデー、LTCMクラッシュの教訓は資金が取れなくなった金融機関が仕方なく、お金になるものを投げる(国債、MBSなど)ので余計な所まで大混乱になるということで、今回はこれは回避されている。 いざとなれば金はすぐ取れるぞ、ということで余計なものを投げずに済んでいる訳ですね。しかし質的な信用収縮問題、ク

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  • 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら  切り札

    遅くなりました。まあ、マーケットも戻ってるからいいか(笑)。 グリーンスパン+ルービンコンビに比べ「ひでー」、という指摘の多かったバーナンキ+ポールソンコンビ。今回はバーナンキショックだ、という声もウォールストリートには多い。初動を誤りましたからね。そうもいえなくはないでしょう。 ただ、昨日の公定歩合・・・と訳してしまうと誤解のもとなんですが・・・Discount Rate(DR)緊急引き下げは「何でもやるぞ!!」、という連銀の意思を示したわけです。日と違い、このDRは今問題の住宅ローンなどでもDR+いくら、といった取り決めをするくらいですから基準金利としての機能は十分にあります。 それを無理やり下げた・・・マーケット至上主義のアメリカがこれをやるのですから・・・・そのあたりの心意気は買ってあげないといけません。市場参加者からすれば「なんでもやる気だな」、ということで、無制限一勝負流動

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  • 証券版ミートホープ - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    かんべえ先生にCDO,すなわち証券化商品の問題点はダンボール入り肉まんのようなものだ、と喝破して頂きました。誠にそのとおりであります。 溜池通信 さらに言いますとさっさと金が返せん! と判定できたベアースターンズはたいしたもん、ともいえまして、こういうハイ・イールドの原資産ほどこういう状況下では価値算出の難しいものはありません。いつものとおりどこにもきちんと説明が出てこないので以下、もう少し詳しくこの世界を解説します。長くなりますがこのあたりをきちんと理解していただくと今回のことが大体ご理解頂けるようになりますのでお付き合いください。 一般的に証券化商品はCDO(Collateralized Debt Obligations)と呼ばれますが、実際はいくつかの商品に分かれます。 まずCBO。 Bは「Bond」のBです。これは通常、ハイイールド債券を200種類くらい買いこんでファンドを組成、ハ

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  • ああ、回ってしまった・・・ - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    アメリカ金融市場の混乱はもう収束した、なんてコメントをあちこちで見ているが、こいつらあほじゃなかろーか・・・・と思う。 私はこの種の仕事ではお金をもらっていないので無責任なことを書きまくっても一向にかまわないのだが、彼らはお金をもらっているということを考えるならちとひどすぎるだろう。実はその辺のエコノミストや日経の記者がとんちんかんな記事を書くのは理由は簡単で、海外ネタは英語ができない、というのも大きな原因だけど、正しい取材先にあたっていない、というのが大きいな原因であります。 当の事情を知っている人に会っていない(もちろん相手にされていないというのが大きいが)、或いは裏話が聞ける友達がいない。これは実にシンプルな話で、例えばドメスティックな日国債の記事ってのは毎日報道される。そしてこのマーケットを語る場合、絶対にはずせないという人が私の知る限り4人ほどいるのだが、この誰一人として取材

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  • モーゲージ市場のおさらい - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    このブログを読んでいただいている読者の皆様はすっかりおなじみのサブプライム問題。たいした問題ではない、というエコノミストをよそに「えらいことになる」、と唯一騒いでいたソースとして最近評価を頂くようになりました。 早い、ということはブログにとって重要ですが、「見通しという点」ではやはりマーケットでの経験がものをいう、ということが改めて分かりました。 さて、件、現状整理しますとこういう感じだと思われます。 1.サブプライムが組み込まれたCDOに絡む、またはそこから派生するダメージ 2.サブプライムが引き起こしたMBSそのものに対するダメージ 3.更にMBSもしくはその周辺から派生するダメージ このいずれをとっても、または複合するとなると、アメリカ金融市場そのものの成り立ちが問われかねない、ということです。いずれも株式は直接関係しない点が重要。つまり、あまりみんなが見ていない、債券というプロの

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  • 投資会社の上場が続く - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    ブラックストーンに続いてKKR(コール・クラビス アンド ロバーツ。コールさんとクラビスさんとロバーツさんで作った会社です)もIPOに踏み出しますね。規模は約12億ドル、ブラックストーンが50億ドルですからちょっと小ぶり。 それにしても何でいまさら上場なのか・・・投資会社、特にこれだけ実績のある投資会社ですから、お金を集めることに関しては上場なんかしなくても苦労はしない。税制が変わるので非上場にしておいて投資収益を所得税からエスケープさせる手法が使えなくなり、メリットがなくなったという解説もありますが、なにせ50億円とかもらってる人々ですからそこまでせこくない(笑)。 恐らく・・・彼らと話していて感じるのは・・・・かなり大手のスポンサー、つまり資金の出してがいて、もういくらでもだすぞ、というのはいいのですが、彼らの意向を無視できなくなってきた・・・ 結果的にブラックストーンは上場株式の30

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  • アメリカと言う国 - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    もはや触れるのはやめようと思ったのですがあまりにも誤解が多いのでアメリカと言う国について、再度申し上げておきます。 テキストはいつものようにかんべえ先生。 溜池通信 まず、この法案はこの先どうなるかわかりませんが、下院に提出される月何百の法案のひとつに過ぎないこと。過去の法案を見てください。毛皮の着用を慎むべしなんて法案も下院を通過してます。国会で扱うような問題ではない・・・・というようなものまで、およそ考えうるものはすべて法案として出されるといっても過言ではありません。 中には下院を日の衆議院だと思っている人も多いということに驚かされました。アメリカの下院は、その意味のとおり下です。上院は上です。上院の方がずーっとえらいんです。これだけは誤解しないようにしてくださいね。 上院議員と下院議員ではフェアドマとデニーズくらい違います。(Mシェフ、最近ご無沙汰しててすみません!) 二番目。 そ

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  • 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら  すぐそこにある地獄・・・

    マクドナルドがついに東京など大都市圏のみ値上げに踏み切るという大胆な作戦に出てきました。これは我々から見るとまさに妥当な選択で、今ここで踏み切らないと所謂好況型倒産の危機に瀕する恐れが十分にあるのです。実際、茲元ぎりぎりに経営効率を絞り上げている、ひところであれば超優良企業経営で表彰されたような業種での店舗の倒産が相次いでいます。みなさんのまわりにも突然つぶれたコンビニや消えてしまったマックをはじめとするファーストフード店などがある筈です。 これまで倒産と言えば非効率と放漫経営の代名詞で、逆に言うと再生ビジネスとすればそれらを絞り上げればいいわけですから実にイージーなディールが多い訳です。 しかし、これらのサービス業を見ると、マニュアルはこれ以上進めないほど高度なものですし、原材料仕入れから何から何までもう絞れないぞうきんのように絞ってある。そこに昨今の地価高騰による賃料の上昇、そしてなに

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  • 中央銀行の総「テマセック化」 - 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

    現在のマーケットを見る上で無視できなくなっているのがこの問題。 従来ヘッジファンドなどのリスクマネーと呼ばれるものはそれなりのお金(代表的なのはスイスに置かれているような不透明ながら歴史も長く、そこそこソフィストケイトされた巨額なプライベートバンキングに流れるお金)だった訳ですが、これに一部の機関投資家のお金が加わり始めたのが1995年以降(これがLTCMの巨大化、ひいては破綻に結びつく。一般に不透明な・・・ブラックボックスの多い・・・運用に機関投資家のお金は不向きだが、彼らの「ノーベル賞」という肩書きがこれを可能にしたと今では分析される)、さらにそれまでシンガポールのテマセックおよびその傘下のGICの独壇場だった国家に蓄積された外貨準備のリスクマネー運用が世界中に広がり始めたのが2005年以降、といことでいまやHFのかなりの部分の資金の出し手が中央銀行だ、という誠に不可解な状況になってお

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