【カイロ】フランスの週刊紙シャルリー・エブドなどが掲載してきた預言者ムハンマドの風刺画に対し、西洋諸国では長らく「表現の自由だ」とか「品がない」など、さまざまな評価が下されてきた。ただ、宗教裁判が行われていた時代の欧州のように、イスラム諸国では現代でもこうした風刺画が神の冒瀆(ぼうとく)に当たるとされる。これは極刑に値する犯罪で、イスラム教以外の世界では理解しがたいほどの殺人的な激情を誘発しかねない。 サウジアラビアやイラン神権体制では、神を冒瀆した者に死刑が科される法律が厳格に施行されている。こうした極度に厳しい国だけでなく、イスラム世界の大部分では信仰や預言者を風刺することは重大犯罪とみなされている。 宗教の影響力が比較的小さいエジプトでも神を冒瀆した者を処刑する法律が有効で、2012年にはユーチューブ(YouTube)に預言者ムハンマドを題材にしたビデオを流した7人に死刑が言い渡
![神への冒瀆、イスラム社会では極刑に相当―仏襲撃事件で脚光 - WSJ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4ea3f9949aa9f9131f3d863e657c127fe2c1c0d7/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsi.wsj.net%2Fpublic%2Fresources%2Fimages%2FBN-GI153_FRSHOO_G_20150107181728.jpg)