観光客から落胆の声だ。東京・浅草で人気の撮影スポットにあるはずの巨大な金のシンボルが忽然(こつぜん)と姿を消した。 年間3000万人以上もの観光客が訪れる台東区浅草。異変が起きていた。これは、吾妻橋付近から隅田川を挟んでスカイツリー方面を眺めたもの。お気付きだろうか。本来、そこにあるべきもの。金色のオブジェがない。全長44メートル、重さ360トン。雲形とはいえ、空を飛べるとも思えない。突然、姿を消した街のシンボルに観光客も困惑している様子だ。そもそも、この金のオブジェはアサヒビールの創業100周年を記念し、本社の隣に建設されたもので、フランスの著名デザイナー、フィリップ・スタルクさんがデザインを担当。正式名称はフラムドール。フランス語で金の炎という意味だ。あらゆる角度から真相を探るも答えは出ず。オブジェを所有するアサヒグループの担当者に聞いた。 アサヒプロマネジメント総務業務部・今泉慶一さ