今年の年賀状の一枚に、ショッキングな情報が書かれていました。私の教え子の一人の博士号取得者が、現在タクシードライバーをやっているというのです。 教え子といっても、私の研究室から分離した研究室の所属です。発足当時は助教授として両方の研究室の面倒を見ていたので、私自身は教え子として考えています。 また、所属には関わりなく学生の相談を受けてきているので、農学部以外でも教え子と考えている学生が多数います。研究指導を行ったか否かは問題ではありません。 この卒業生は、博士号を取得した後、所属研究室でポスドクを務めていました。ポスドクとしての継続雇用が困難であることは聞いていましたが、最近は情報を得ていませんでした。 2011年に家内の母が死亡し、喪中であったこともあり、2年間年賀状を受け取っていませんでした。突然の連絡であったので、それを知った時のショックも大きなものでした。 博士号を取得す