ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (233)

  • 債務危機とカーセックスの切実な因果関係

    走る寝室? イタリア車にロマンスは付き物、とはいうものの…… Kai Pfaffenbach-Reuters イタリアでは車にはロマンスが付き物だった。「バンボッチョーネ」(親と同居する独身者)が社会現象となってからは、その傾向がますます強まった。カーセックスを発明したのはイタリア人ではないが、それを完成させたのはイタリア人、正確に言えばナポリのようなイタリア南部に住む人々だ。 ナポリでカーセックスといえば、昔からマンツォーニ通りに決まっている。この通りに人々が集まるようになったのは、1958年にイタリアで売春宿が違法とされて以降のことだ。今の中高年世代は、ナポリ中の男女がここに車を停め、星空の下で愛し合っていたことを懐かしく思い出す。たいていは小さなフィアットで、シフトレバーが邪魔するのに腹を立てながら――。 恋の楽しみにふける人々目当てに、通りには小さな物売りの店がズラッと並んだ。仮設

    okemos
    okemos 2012/02/02
    昔アメリカ人に、日本車のせいでアメリカの車が小さくなって、アメリカではカーセックスが流行らなくなったんだ、とか言われたな。
  • ウォール街デモと世論の危険なギャップ

    見えない質 アメリカ国内外で急拡大するウォール街占拠運動は明確な目的や主張がないと見られてきたが(ニューヨーク、10月15日) Eduardo Munoz-Reuters ウォール街占拠運動はアメリの世論と「危険なほどかけ離れて」おり、米民主党が彼らを支持すれば自らを危険にさらしかねない――ウォールストリート・ジャーナル紙の電子版では今、そんな論説が注目を集めている。 この記事は、民主党が反ベトナム戦争運動を支持し選挙でひどい結果を招いた70年初期と、最近の状況を比較した挑発的な内容。最近になって、バラク・オバマ米大統領やナンシー・ペロシ前下院議長、オバマの顧問デービッド・プラウフはウォール街占拠運動に同情的な姿勢を示している。 記事の著者は、かつてビル・クリントン元米大統領の選挙陣営で世論調査を担当した政治コンサルタンのダグ・ショーン。彼が営む世論調査会社は200人近いデモ参加者にイン

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    okemos 2011/10/20
    「無職の参加者はわずか15%」 そりゃ無職だったらこんな事やってられないだろ。それにしても、民主党内の中道よりの連中は結局すぐに保守の連中と手を結ぶんだから。:この調査には問題があるそうだ。http://goo.gl/uXnN6
  • 文化庁の「正しい日本語原理主義」が「姑息」である理由

    どうして税金を使ってそんなことをする必要があるのか、サッパリ分からないのですが、文化庁というお役所は定期的に「国語に関する世論調査」を実施しているようです。例えば、今年の発表内容に関しては、主として3つの点が報道されています。 1つは、「冷たい外気に接した際の感覚」を表現する言葉「寒っ」について「8割以上の人が気にならない」と考えていること、もう1つは慣用句の用法の話で例えば「一時しのぎ」という意味である「姑息(こそく)」を来と違う「卑怯な」という意味にとらえる人が多数派を占めているという話。あとは恒例となった「ら抜き言葉」の流行への批判です。 そもそも世論の声を聞いておきながら、発表するときには一々「誤った日語が使われている」という偉そうな言い方をするという、何ともお役所的な姿勢がまず鼻につきます。中でも気になるのは、結果的に「日語の変化」についての報道が漠然と「乱れている」とか「

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    okemos 2011/09/19
    なんでこう役所のする事に文句をつけたがる人がいるのかな?
  • 東京脱出組の私が帰り着いた「居場所」

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 最近はタクシーに乗るたび、運転手とこんなやりとりをする。「お国は?」「フランスです!」「フランス? 3月11日からの原発危機でフランス人は日からいなくなったと思ってましたよ」 原発事故が発生してからフランス人は一斉に日を脱出したと思われている。私もその1人だ。 私は取材で3月12日に福島と仙台に入り、19日まで滞在。19日に東京に戻り、フランス政府が在日フランス人の一時帰国用に用意したチャーター機に乗った。そして3月30日にまた東京に戻ってきた。今後もここにいる、という決意とともに。 私が日を離れたのは、フランスにいる家族のためだ。彼らが福島の原発事故のニュースを見て大騒ぎしたことが、在日フランス人の出国パニックの引き金になった。パリに向かう機内で話をした人のほとんどが「親を安心させるため」に帰ると言っていた。 在日フランス大使館は緊急に24時間

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    okemos 2011/05/30
  • アメリカ人「資本主義はもうたくさん」

    冬の時代 長引く不況が貧困層の資主義への不信感を助長している(ニュージャージー州の求職者) Mike Segar-Reuters 世界で最高の経済システムは「自由市場」なのか? これはカナダ・トロントを拠点とする調査会社グローブスキャンが02年から毎年行っている世論調査の質問だ。調査の対象は現在、23カ国にまで拡大している。 調査を開始した頃は、大半のアメリカ人は口をそろえてこう言ったものだ。「当たり前じゃないか。なんでわざわざそんなことを聞く」 実際、02年の調査ではアメリカ人の80%が、資主義と自由市場は世界に繁栄をもたらすのに最も望ましい経済システムだと答えた。この割合は調査対象国の中で、最も高い数値だった。 しかし、それから10年の間に何が起こったのか。収入格差は広がり続け、大企業やウォール街を舞台としたスキャンダルが繰り返され、失業率は10%を超え、米経済は大恐慌以来で最も暗

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    okemos 2011/04/08
    貧困層が資本主義に懐疑的になっているとしても、アメリカでは貧困層は政治から遠ざけられてるからねってどこでもそうか。
  • そのとき、記者は......逃げた<全文>

    恐怖の生中継 福島原発の2度目の爆発を知り、「逃げたほうがいいか?」と動揺するCNNのアンカー(仙台) YOUTUBE 大災害は人間の性をあらわにし、その強さを試す。一瞬にして日常が非日常に取って代わられたとき、人はどう振る舞うか。泰然と構えて冷静さを保ち、周囲に気配りを見せられるか──それとも、パニックに陥って取り乱し、自分のことだけを考えるのか。 メディアも同じだ。戦争や災害で、報道機関としての度量が試される。戦場や被災地といった危険が伴う場所で、いかに冷静に行動し、事態をあおらずに現場の生々しい情報を伝え、正確かつ思慮ある報道ができるかが問われる。 これまで、日には外国メディアに対するある種の尊敬の念があった。ジャーナリズムの理想とあがめ、その権威に頼ることさえあった。新聞などが日に関する論評を求める際、今でも頻繁に「米紙ワシントン・ポストによると......」といったくだりが

    そのとき、記者は......逃げた<全文>
    okemos
    okemos 2011/04/05
    海外の報道が放射能の恐怖を煽るものになっていたのはムカつくよね。でも、読んでてこの書き手にイラついてくるのだが、なぜそう感じるのかは上手く言葉にできない。
  • 税率アップでイギリスは倹約経済へ

    僕がこのブログを書いている1月4日、イギリスでは僕の人生で3度目となる付加価値税の税率引き上げが行われた。VATと呼ばれるこの消費税の税率が7.5%から15%へと倍増されたのは、僕が子供だったとき。だが今や、その税率は20%にまで増加した。日の消費税が3%から5%に値上がりしたくらいで当時の日人があんなに怒っていたのが理解できないくらいだ。 イギリス経済は今、ひどく苦境にあえいでいるように見える。労働党は政権時の好景気の時代に、債務をいくらか削減しようとする代わりに財政赤字を膨らませた。次いで起こった2008年の金融危機を逃れるため、今度は大規模な銀行救済と一連の景気刺激策を行った。 今のイギリスには、増税してもっと税収を増やすことと、公共支出を減らすことの両方が必要だ――そう考えている点において、新たに政権についた保守党は正しいといえるだろう。問題は、彼らが支出を大胆にカットできずに

    okemos
    okemos 2011/02/28
    A Stranger in Englandか。グロックしてみりゃ良いのじゃないかというのは置いといて、消費税率20%ですか。
  • 乱射事件で一変したアメリカ政界の「空気」とは?

    8日にアリゾナで起きた乱射事件は、益々政治的な意味合いを持ちながら連日トップニュースとして報じられています。まず、頭部に銃創を負ったギフォーズ議員ですが、「問いかけに反応したり、自発呼吸も見られる」など現時点では一命を取りとめており、今後の回復にも希望が伝えられています。医師団の発表によれば「後頭部から侵入した銃弾が左脳エリア内を貫通した」ために脳幹の損傷がないことなど、多くの奇跡が重なっているのだそうです。この医師団もTVでは英雄になっていますし、また詳細な容態が発表されることで世論が狙撃犯と背後にある「過激な右派思想」への不快感を強めているように思います。 10日には犠牲者を追悼し、頭部を撃たれたギフォーズ議員以下の重傷者の回復を祈る黙祷が国家の行事として行われたのですが、ホワイトハウスの前庭にオバマ夫が静かに歩み出て、鐘の音とともに黙祷を主導した儀式が全国中継されると共に、全国では

    okemos
    okemos 2011/01/14
    断言しても良いと思うけど、後一ヶ月もしたら元通りだよ。というか、この事件もどうせまた保守とリベラル間での対立の一要素にしかならない。オクラホマの連邦ビル爆破ですら結局何も変えなかったんだよ。
  • 銃乱射で勢いづく銃支持派の狂った論理

    混乱の現場 銃乱射の事件現場からドクターヘリへと被害者を運ぶ人々(1月8日、アリゾナ州トゥーソン) Reuters アリゾナ州トゥーソン郊外で起きた銃乱射事件の教訓を生かし、アメリカは銃規制を厳格化すべきだろうか──まさか! 個人が銃器を持つ権利を保障した憲法修正第2条を支持する人々は、銃乱射事件をそんなふうには捉えていない。銃を手にして乱射事件を引き起こすイカれた奴らに立ち向かうためには、こっちもますます銃を増やして彼らを止めなければならい、というわけだ。 91年にテキサス州キリーンのレストランで発生した銃乱射事件では、23人が死亡。店の客の1人は銃を持ち合わせていたものの、「馬鹿げた法規制のせいで」店内に持ち込めず、外の車に置きっぱなしになっていた。 バージニア工科大学での07年の銃乱射事件では、32人が死亡。学内に銃を持ち込んではいけないという大学の「バカ正直な」決まりのせいで、教室

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    okemos 2011/01/13
    えー話や。ほんとこういう銃好きな人たちだけまとめて金星にでも送り込んで、そこで死ぬまで撃ちあいでもやっといてほしい。ま、金星だと死ぬのはすぐだけど。@fromdusktildawn 銃は米→メキの流れです。http://goo.gl/R9jgJ
  • ウィキリークスが暴くアメリカ陰謀説の嘘

    アメリカが裏で糸を引いて中南米情勢を混乱させていると反米指導者たちは訴えるが、漏えい文書にその兆候はない 11月末に内部告発サイト「ウィキリークス」が大量に暴露した米国務省の公電には、アメリカ外交の機密が多数詰まっていた。ところが、ラテンアメリカ関連の情報はほとんどなかった。物足りなさを感じたのか、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領はヒラリー・クリントン米国務長官の辞任を求める発言などをして騒動に乱入した。 漏えいされた文書の中で、クリントンはアルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領の精神状態について問い合わせ、一方ではチャベスを「クレイジー」と表現していた。こんなことが明るみに出れば、多くの人々の怒りを掻き立て、アメリカの支配に苦しめられてきた中南米にさらなる緊張が走るのは必至、と思われた。 しかし、現実は違うようだ。チャベスやボリビアのエボ・モラレス大統領、エクア

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    okemos 2010/12/08
    いやぁ、詰まらん陰謀説の馬鹿さがさらされて良かった、とか思っていたら、ウィキリークスもアメリカの陰謀とかいう人が出てきてるのか。ほんと自分の見たいものしかみない人はどうしようもないな。
  • あの素晴らしい中華帝国をもう一度

    今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 尖閣諸島問題にノーベル平和賞騒動と、最近、中国関連のニュースが絶えない。もっとも、最近に限らず近年の中国は日におけるニュースの主役だった。そして、それは大きく分けて3つの方向性をもっていた。 第1は、人工衛星発射、北京オリンピック、上海万博、米中関係の進展、軍事力増強、中国人観光客の急増など「躍進する中国」、「台頭する中国」というイメージに符合するものだ。 第2は、ギョーザ事件、歯磨き粉や粉ミルク事件など「メイド・イン・チャイナ」に対する不信感や、偽ディズニーランドや偽ブランドなど偽物や海賊版など、主に中国の経済・商行為や慣習などに関する違和感や懸念が示されたものだ。 第3は、チベット、ウイグル問題など、中国の体制に対する懸念や反発が根底にあるものだ。反日デモなどもこのカテゴリーに含まれると言えよう。論調は定まった観がある。中国は世界の大国として、人

    あの素晴らしい中華帝国をもう一度
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    okemos 2010/10/11
  • アメリカに小惑星抑止の義理はあるか

    英科学誌ネイチャーが、あまり注目されていないがすぐそこまで迫ったある決断期限についての論文を掲載している。 ホワイトハウス科学技術政策局は、08年に米議会で成立した法律に則って、小惑星の衝突から地球を守る責任を負う機関はどこかを10月15日までに決定しなくてはならない。検討委員会の委員らによると、その責任のすべて、または一部は、NASA(米航空宇宙局)が負うことになるとみられる。 使命を果たすため、NASAの中に惑星防衛調整室(PPCO)を設置して、2億5000万〜3億ドルの予算をつけるという議論もある。PPCOの仕事は、小惑星を探知し追尾すること、そして地球への衝突コースから逸らす技術を開発することだ。 PPCOは諸外国にも、対小惑星防衛のための資金拠出を要請することになるだろう。既に、カナダは「NEO(地球接近物)」を調査するための衛星を11年に打ち上げる予定だし、ドイツの小惑星発見衛

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    okemos 2010/09/19
    こういうのは国連の仕事というのが本来の筋じゃないのかな?でも国連には力がないし、もし上手く行ったりしても、それはそれでアメリカの保守派が国連によるアメリカ支配を言い立てるだろうし。
  • イラン人監督が日本映画に込めた思い

    普通に考えたら、私のようなフランス人が西島秀俊や常盤貴子を主役に映画を撮れるチャンスはどれくらいか? ゼロだ。読者の皆さんも、「何を夢みたいなことを」と思うだろう。ところがこの数週間、そんな夢みたいな現実を私は心から楽しんでいる。 今年6月、私は友人のエリック・ニアリとエンギン・イェニドゥンヤと共に、映画『CUT』のプロデユーサーに名を連ねることになった。07年にフランス国立劇場の劇団員による銕仙会能楽研究所(東京・南青山)での公演をプロデュースしたことがある私に、イラン人の友人が『CUT』を手伝わないかと持ちかけてきたのだ。 『CUT』は日映画だが、監督はイラン人のアミール・ナデリ。ナデリは存命するイラン人監督としては最も偉大と言え、日映画の専門家としても世界有数の人物だ。 ナデリが西島と一緒に『CUT』の製作に取り掛かったのは7年前のこと。『CUT』の物語は、ナデリの映画監督として

    イラン人監督が日本映画に込めた思い
    okemos
    okemos 2010/09/17
    「日本の主要映画製作会社は、国内の観客向けに中途半端な作品をつくることにしか興味がないようだ」 #eiga