西日本高速道路は9月2日、「ただ乗り」が指摘されてきた大阪府内の2カ所のインターチェンジ(IC)に、自動料金収受システム(ETC)ゲートと有人料金所を開設する。両ICでは、約30年間にわたり係員はおらず車止めのバーもなく、料金箱が置かれているだけ。こうしたICは「全国でここだけ」(同社)といい、ようやく通行料徴収に本腰を入れる格好だ。 料金所が設けられるのは、近畿道長原IC(大阪市平野区)と阪和道松原IC(大阪府松原市)。両ICの出口には現在、料金箱が置かれて運転手が現金を投入する仕組みになっている。両IC間を走行したり、阪神高速から両ICいずれかで降りたりする場合、普通車だと220円を支払う必要がある。