2008/03/21 セキュアVMプロジェクトは3月19日、仮想マシン技術を活用して情報漏えいなどのセキュリティリスクを抑えるソフトウェア「BitVisor」の開発初期版を、オープンソースとして公開した。 BitVisorは、高度なセキュリティ機能を組み込んだクライアント向けの仮想マシン環境を実現し、ひいてはコンピュータ基盤レベルでのセキュリティを強化することを狙った研究開発プロジェクトだ。もともとは、政府が進める情報セキュリティ対策「セキュア・ジャパン」の中で構想され、筑波大学が中心となって、一から開発が進められてきた。 今回は、BitVisorの仮想マシンモニタ(VMM)コアのバイナリおよびソースコード、さらにIPSec対応のVPNクライアントのソースコードが、修正版BSDライセンスの下で公開されている。 BitVisorでは、ストレージやネットワークトラフィックの暗号化、ID管理とい