JavaとRubyの相違点(1)~Rubyでは事前の型宣言が不要 前回の記事「Javaエンジニアにこそ、Rubyの良さが分かる」で、Rubyの特徴として「動的言語」というキーワードを挙げました。この考え方の特徴の1つとして、「Rubyでは変数やメソッドの引数、戻り値に対して型宣言をする必要がない」というものがあります。 ただし、型宣言がないといっても、「型という概念がない」「実行時に型のチェックをしていない」という意味ではないことに注意してください。Rubyでも、それぞれのオブジェクトには当然ながら型が存在しています。Javaでは型宣言が必須なため、コンパイル時に型の整合性をチェックしています。対してRubyはインタプリタ言語であり実行前のコンパイルがないため、実行時に型の整合性をチェックしています。 Javaエンジニアからすれば、型定義がないのは少し心配かもしれません。ですが慣れてくると