米テネシー州スプリングフィールドで11日、コーランを燃やす牧師=ロイター 【ニューヨーク=田中光】米同時多発テロから9周年を迎えた11日、ニューヨークの現場「グラウンド・ゼロ」周辺では、近くで建設が計画されているイスラム教礼拝施設モスクに対する賛成、反対派がデモを行い、互いに非難し合った。米国の団結を訴えるはずの「9・11」は、一転、分断の一日となった。 11日、グラウンド・ゼロに隣接する公園で被害者を悼む追悼式典が終わると、イスラム教への見方をめぐり、賛成派が「信教の自由」を訴え、反対派は「イスラム教はテロ集団」などと気勢をあげた。 一方、11日にイスラム教の聖典「コーラン」を燃やすとし、注目を集めたフロリダ州のキリスト教会の牧師はニューヨーク入りしたものの、計画は実行しなかった。だが、米メディアなどによると、テネシー州スプリングフィールドで別の牧師がコーランを焼却。この牧師は「コ