● 暖簾に腕押し、糠に釘、どう言葉を尽くしたところでまず絶対に蛙のツラに小便。そんな物件相手に四つに組むことほど、心萎えるものはありません。お題に頂戴した雁屋哲などまさにその代表。これまでも各方面からさんざっぱら槍玉にあげられてはきてますが、ご本尊は何ひとつ変わりなく平常運転なまま。ある意味盤石な恥知らずっぷり、は、もはやあっぱれですらあります。 もの言い稼業としての雁屋哲と言えばオーストラリア、つまり「海外在住」がまずは看板。自分が今現在日本でなく「外国」にいる、という認識と自覚のもとに何かもの申す、なのが芸風であり売りでもある。もちろん日本語で、ということは、日本人が標準である環境に対して、です。 前世紀末このかたのweb環境の充実によってもたらされた恩恵数あれど、実は意外に見過ごされているというか、少なくとも正面から意識されてないのが、これら「海外在住」な方々の発言やもの言いが容易に