「1984」、米でベストセラーに=高官の虚偽正当化で連想か 小説「1984」が1位となった米アマゾン・ドット・コムのベストセラーランキング=24日、同社サイトより 【ワシントン時事】全体主義社会を風刺した小説「1984」の売り上げが、トランプ米大統領が就任した20日以降、米国で好調だ。政権高官らが虚偽を「もう一つの事実」と正当化したことなどから、小説の中の世論誘導を連想して購入する人が増えたようだ。通販最大手アマゾン・ドット・コムのベストセラーランキングで急上昇し、24日夜には1位となった。 「1984」は英作家ジョージ・オーウェルが第2次大戦直後に執筆。架空の独裁者「ビッグ・ブラザー」が率いる国での世論誘導や歴史の改ざん、電子技術を使った監視活動を描写した。 米国では、空席が目立った20日の大統領就任式の聴衆の少なさが報道されたが、スパイサー大統領報道官は「(インターネットなどを含め