今年の4月に発表されたデビュー作『Essence』が大きな話題を呼んだSuchmosが、新メンバー二人を迎え、1stアルバム『THE BAY』を完成させた。アシッドジャズやネオソウルなどをルーツに、それをあくまで開かれたポップスとして鳴らす彼らの存在は、まさに今の時代にジャスト。個人的には、久保田利伸や中西圭三といったブラック系のソロシンガーがヒットチャートを賑わせた1990年代の感じを、今度はバンドが再現するような雰囲気を感じている。また、『THE BAY』というタイトルが表しているように、メンバーが海沿いの出身であることも重要なポイントで、彼らは横浜の新興住宅地である都筑区出身の幼馴染に、湘南・茅ヶ崎出身のボーカルYONCEが加わることで、現在に至る基礎が固められている。そこで今回は、今もYONCEが暮らす茅ヶ崎を訪れ、かつてのバイト先でインタビューを敢行。地域性が彼の音楽観や思想にど
![Suchmos、男としての生き様をブラックミュージックに込める | CINRA](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c5733c59a07a327b4bbd1872e36d8aeb2f4c5fae/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fformer-cdn.cinra.net%2Fuploads%2Fimg%2Finterview%2Fin_1507_suchmos_l_full.jpg)