らせんと音の関係:内耳の蝸牛はなぜ螺旋形か 2008年4月25日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Photo Credit: PNAS/ danielle_blue/ ミネソタ大学 実験的ミュージシャンPanda Bearの楽曲『Good Girl/Carrots』を、本格的なオーディオ愛好家向けのステレオセットで再生したとき、曲中の最も低い音と最も高い音を聞き取れるという人は、自分の蝸牛に感謝しよう。 蝸牛とは、哺乳類の内耳にある、聴覚を司る器官だ。 蝸牛は中が空洞で、リンパ液に満たされたらせん状の骨組織で、音の振動を電気信号に変換する。その電気信号は蝸牛神経を伝わり、最終的に音として知覚される。 低周波音を聞き取る上では、このらせんの形状が特に重要だという。 「ささやきの回廊というものをご存知だろうか」と、米国の国立聴覚・伝達障害