株価の上昇で企業が市場から資金を調達しやすい環境になっていることから、ことし国内の証券取引所に新たに上場する企業は、100社に迫る99社となる見込みで、6年連続の増加となる見通しです。 業種別では、「サービス業」が26社、「IT関連企業」が25社と2業種で全体のおよそ半数を占めていますが、こうしたなかには「人工知能」や「ビッグデータ」といった最新の技術を活用する企業も出てきているのが特徴です。 上場する企業が増えているのは、株価の上昇傾向が続き企業が市場から資金を調達しやすい環境になっているためです。ただ、ことしは企業が上場した直後に業績の見通しを下方修正して投資家の不信感を招くという事例が目立っており、証券取引所に厳格な審査を求める声も上がっています。 こうした状況を受けて、新興企業に上場を提案している大手証券会社でも、投資家の不信を招くような業績の見通しを策定しないよう呼びかける動きが