アメリカ国務省の報道官は、武装勢力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンで報道への圧力が強まっているとして懸念を示すとともに、報道の自由など基本的な権利を守らない政権を支援することはないとタリバンを強くけん制しました。 アフガニスタンでは権力を掌握した武装勢力タリバンが一定の条件のもとでの取材活動を認める考えを示す一方、ドイツの放送局に所属するジャーナリストの家族がタリバンの戦闘員に殺害されたり、国営放送の女性キャスターが出社を認められなかったりするなど、報道を抑圧する動きが相次いで報告されています。 アメリカ国務省のプライス報道官は20日の記者会見で「われわれは非常に深刻に受け止めている。これは報道の自由という基本的な問題で、報道機関は脅迫や嫌がらせなどを受けることなく活動できるべきだ」と述べ、報道への圧力が強まっているとして懸念を示しました。 そのうえで「基本的な権利を守らない政権を支