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ふるさと伝統の獅子舞、津波で離散した住民をつなげた 女川町で見たレジリエンス:朝日新聞GLOBE+
阿部義子さん(左)と阿部静子さん。集団で2次避難した秋田県仙北市のホテルで、ふるさとの座布団獅子を制... 阿部義子さん(左)と阿部静子さん。集団で2次避難した秋田県仙北市のホテルで、ふるさとの座布団獅子を制作した=阿部貞さん提供 ヤヨ おんめでたいや ヤヨ お獅子の舞でもあげましょうか 竹浦地区では正月になると、伝統の「春祈祷(きとう)」が行われ、祝い唄の「たんぶつ唄」とともに獅子舞が集落の家々を巡る。震災による被害でしばらくできなかったが、集落が移転して4年前に復活した。今年は新型コロナウイルスの影響で獅子舞が各戸を巡ることは見送られたが、集落の神社で奉納された。 震災前、60世帯以上あった竹浦地区の集落は津波によってほとんどが流された。太鼓の名手だった男性を含む15人が亡くなった。獅子頭をはじめ、獅子舞に使う道具もほとんど失われた。 復活にあたって獅子頭は新たに造り直された。だが、集落にはもう一つ、大切に保存されている獅子頭がある。震災直後に作られた「座布団獅子」。赤い座布団を折り曲げた顔
2021/12/06 リンク