鉄道発祥の国・英国で組み立てられている日立の高速鉄道車両「クラス800」。来年には営業運転が開始される運びで、すでに本線上での試験が繰り返し行われている。日本製の列車で行く英国の鉄道旅は今よりもずっと快適なものになるだろう、と現地でも大きな期待が寄せられている。 そんな中、英国立鉄道博物館があるイングランド北部のヨークで4月23日、「日立の新幹線」がSL列車をはじめとする歴代特急車両と共に並んで走る催しが実施された。 「過去、現在、未来を代表する4世代の列車が並んで走る、一生に1度のイベント」と位置づけられたこの催しは、ロンドンとスコットランドを結ぶ鉄道の大動脈・東海岸線(イーストコーストライン)の本線に敷かれた複々線を使って、4本の列車を同時にヨーク駅に向かって走らせるという大掛かりなものとなった。 英国での愛称は「あずま」 クラス800は、現在英国を走っている老朽化した長距離列車車両を