熊本地震から今日14日で1年を迎える。チームが被災したJ2ロアッソ熊本の元日本代表FW巻誠一郎(36)は、熊本の子供のために走り続ける。震災直後から被災者支援に奔走し、今でも小学生らとのサッカー交流に力を注ぐ。J2リーグ戦は現在20位と低迷しているが、温かく見守ってくれる子供たちのためにも巻き返しを期す。 巻はピッチ外でも走り続けていた。今月7日も熊本・甲佐町立乙女小学校の体育館で子供たちに笑顔を届けた。児童約60人が目を輝かせてボールを追い、巻は入学式の机や椅子並べを手伝った。「自分が触れ合うことで地震の怖さが和らげばいいと思うんです。1、2回交流した子は後も気になる。笑顔が忘れられないんです」。その笑顔を復興へのモチベーションにしてきた。 巻と同小の交流が始まったのは震災から約半年後の昨年10月20日。地震による心的外傷後ストレス障害を抱える児童を持つ母親からもらったメッセージがきっか
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