(CNN) 西アフリカのリベリアでエボラ出血熱に感染した米国人のケント・ブラントリー医師は、人間に使われた前例がない未承認薬の投与で症状が大幅に改善したことが5日までに分かった。複数の情報筋が明らかにした。 この薬は、米カリフォルニア州サンディエゴのマップ・バイオファーマシューティカル社が開発している「ZMapp」。冷凍状態でリベリアへ運ばれ、発症から9日後のブラントリーさんに投与された。 ブラントリーさんはリベリアの病院でエボラ出血熱の治療に当たっている時に発症した。2日に帰国し、ジョージア州アトランタのエモリー大学病院に入院している。同じように医療活動中に発症した米国人、ナンシー・ライトボルさんも、5日中に同病院へ運ばれる見通しだ。 ブラントリーさんは7月22日の起床時に発熱に気付き、ただちに自ら隔離室に入った。ライトボルさんの症状は3日後に現れ、血液検査で2人ともエボラ出血熱への感染